#2 LIM スタイリスト TAICHIROさんの美容道
『美容道』。それは美容師人生を歩んでいく中で、それぞれが理想を追い求めて突き進んでいく道のこと。そんな険しい道を前向きに歩み続ける方々を招いて、パーソナルな部分を紐解きながら各々の美容道に迫っていくというこの企画。第2回目となる今回は、大阪や東京だけでなく、海外にも展開している大手ヘアサロン「LIM」の旗艦店でショップマネージャー兼トップスタイリストを務めるTAICHIROさんに登場していただきます。個々に似合わせるヘアスタイルを得意とし、遠方からもわざわざ足を運ぶファンも多いという彼の美容道とは。 LIM スタイリスト TAICHIROさんのインタビュー動画はこちら ー本日はお越しいただきありがとうございます。早速ですが、こちらがお伝えする単語から連想するものをお答えいただき、それぞれ理由を教えてください。 ー学生時代 「オタク」 「僕、最初は漫画家になりたかったんですよ。なのでペンタブとか使って絵をよく描いてました。あとはゲームがすごく好きで、学校が終わってバイトが無い日は家に帰ってすぐにゲーム。そんな学生生活を送っていましたね。でも美容師ってのめり込める人じゃないと続けられないと個人的に思っていて、意外とオタク気質な人は多いんじゃないかな。やっぱり目の前のことに集中するとか、好きなことにのめり込むのっていうのはある意味オタクじゃないですか。そういうのに向いている人が美容師をやっている気がします」 ー推し 「僕のお客様たち」 「僕が担当させていただいているお客様は全員人として可愛いんですよね。さらに僕がスタイルを作ってあげることで、もっと可愛くなって推せるっていう状態。なので僕にとっては全員推しなんです(笑)。自分のエゴとその子の理想が混ざり合ったカオスな部分に感動が生まれるというか、その絶妙なイメージと重なるところを目指して表現することができたら僕っぽさが出るのかなって思うし、お客様もそんなイメージを見て選んでくれる方も多い。それがわざわざ遠方からサロンに通って来てくれる理由の一つなのかなって思います」 ーSNS 「使える手段」 「SNSは出来ることは全部した方が良いって思っていて。だってね、美容師って約53万人いる訳じゃないですか。その中で自分が知っている美容師さんを挙げてくださいって言われた時に、3人以上の名前ってなかなか挙がらない。53万分の3とかですよ。僕の存在を見つけてほしいとか、こういうのにこだわって一生懸命やっているっていうことを発信していかなければ、見つけてもらえない。それなら出来ることは全てやった方が良いのかなって考えて。SNSで発信する時は、自分のエゴが先行しないようにだけは気をつけています。ただの平面の1枚にどれだけの思いを詰め込めるのかが大切なのかなと」 ー今欲しいもの 「美容師力」 「今の美容師って結構全部出来ないとダメなんですよね。技術が上手いかどうかは当たり前じゃないですか。ただ上手いだけじゃやっていけない部分があるから。シビアな数字の面だったりとか経営っていう部分に少し足を踏み入れないといけなかったり、それこそセルフブランディングだったりとか…。全部いるんですよね。これが例えばSNSの無い時代ならヘアというところに集中するだけでも良かったのかもしれない。もちろん違う意味で大変だとは思いますが…。でも現在はSNSをしないといけないような時代。そうなると撮影技術とが動画編集能力とかも必要になってくる。しかもそれを自分で毎日しないといけない。そういうところも踏まえて、美容師にとって必要な力は常に欲しいって思いますね(笑)」 ー恋愛 「思いやり」 「リスペクトし合える、深め合える関係がいいのかな。あくまで僕の恋愛の理想です。人との関わり方とかを学べたりとかするのかなって思うんで、恋愛はした方がいいとは思いますよ。例えばコミュニケーションの中でこういうやりとりをしていたら機嫌が良くなったとか悪くなったとか、悲しい思いをしたら同じようなことを相手にはしないでおこうって気付けるし。そういう意味では勉強になることがたくさん詰まっているのかなって。恋愛をした方が美容師力は上がるんじゃないかなって個人的には思います(笑)」 ー挑戦 「日常」 「僕は常に挑戦するスタンスでいます。自分がこれ以上に無いデザインを完成させたなって思った瞬間に僕はそこで終わってしまう。これでも充分に可愛いとは思うけど今日のMAXはここ。でも明日に作る自分の可愛いは昨日の自分より可愛くないと大前提としてダメ。いつも通りとか言ってしまうと終わりですよね。それ以上も先も無くなってしまう。だから常に自分に挑戦しつつ、周りの美容師さんとか同じサロン以外の美容師さんにも挑戦をしていくという姿勢を大切にしています」 ー美容師 「僕の一部」 「LIMにいたから美容師になれたって感じなんですよね。なのでLIMと美容師という二つの要素が僕というものを構成した。だから僕の一部。LIMという会社の理念とかスタッフの価値観が混ざった結果、こういうスタンスになれましたし、自分が理想とする美容師にもなれたのかなと。元々LIMは第一志望じゃなかったんですよ。でも最初に受けていたサロンで「ここじゃなくても良くない?」って言われて。その時に「確かに」って言ってしまって。自分がなりたい美容師像を改めて考え直した時に出会ったのがLIMだった。そうやって出会ったからこそ余計に思い入れが強いのかもしれません。今のところは別のサロンで働いたり、独立する想像は全くつかないですね」 「美容師である」ということに関して、飽くなき向上心を持って自分の理想をどんどん叶えている、そういった前向きな姿勢がとても素敵でした。気になるインタビューの全貌はぜひ動画でチェックして下さいね! #2 LIM トップスタイリスト TAICHIROさん Instagram : @taichironishikawa <SALON DATA> LIM(リム) 大阪市西区新町1-25-17 フィル・パークHS新町 3F B-2 https://www.lessismore.co.jp/ Instagram : @lim_hairsalon
#1 PARKiiiNG 代表 野田和宏さんの美容道
『美容道』。それは美容師人生を歩んでいく中で、それぞれが理想を追い求めて突き進んでいく道のこと。そんな険しい道を前向きに歩み続ける方々を招いて、パーソナルな部分を紐解きながら各々の美容道に迫っていくというこの企画。記念すべき第1回目は、堀江の「PARKiiiNG」、そして心斎橋で「alu」というヘアサロンの代表を務める野田和宏さんに登場していただきます。2店舗を経営しながらも美容師という枠を越えて、大型野外フェスまで開催した彼の素顔とは。 PARKiiiNG 野田さんのインタビュー動画はこちら ー本日はお越しいただきありがとうございます。早速ですが、こちらがお伝えする単語から連想するものをお答えいただき、それぞれ理由を教えてください。 ー学生時代 「水泳」 小学校から大学生までのトータル12年間やっていました。親が高校の先生なんですけど、大学には進学して欲しいと言われていて。でも自分自身は高校生の時からすでに美容師になりたかったのでかなり葛藤しました。結局その時は美容師の道を選べずに体育大学へ進学したんですけど、在学中に故障してしまって…。それで急に大学の中でする事が無くなっちゃったんですよね。でも大学でスポーツマーケティングっていう勉強をしていて、それにハマったこともあり、大学に通いながら夜間で美容学校にも通って卒業して。遠回りしたけど、最終的には美容師の道へ歩み出しました。 ーヘア 「自己表現」 学生時代は某コーヒーショップのバイトでコミュニケーションをとる練習をしたくらい苦手だったんですよ。そんな自分の唯一の自己表現ってファッションとかヘアだったんです。髪を変えると気づいてもらえて話してくれる。だから皆と同じ髪型は嫌。自分のことを見てほしい、気付いてほしいという意識はずっとあったんだと思います。でも前に出ることが向いていない自分もいて、そんなチグハグなバランスを髪を通して自己表現することで解消していました。今は自分のこともわかるようになって、らしくいれるようになってきた。良い意味でやっと諦められた感じがしますね(笑) ー宝物 「思い出」 あまり物を所有したいという欲が無いんですよね。体験とか経験は自分の中でしか残らないのでそういう意味で思い出と答えました。数多くの思い出があるんですが、印象深いといえば24歳の頃。まだ前のサロンで働いていて、当時の師匠に1年間くらい指導していただいてました。大きな出来事があった訳では無いですが、日々言われていることを取り組んでいって、それから26歳くらいで自分の在り方を変えられた。そういう経験が宝物なのかもしれないです。 ーパートナー 「パズルみたいなもの」 僕「PARKiiiNG」っていうサロンの立ち上げメンバーなんですけど、相方がいるんです。その相方とは全然スタイルも違うし、そもそもの表現も違う。でも仕事のやり方とかマインド的なところはちゃんと当てはまる。そういうピースがはまる人ってなかなか出会えないですよね。もちろん意見が違うこともありますが、その度にちゃんと擦り合わせることができる。それって結局上下関係とかは全然関係なく同じ熱量で仕事をしていないと出来ないことだと思うんですよ。相方とはしっかりとパズルのピースがハマったように感じます。 ーPARKiiiNG 「自由人の集団」 というよりか、自由になりたい人の集団かもしれないですね。そういう人が集まって空間やブランドをシェアしている感覚。経営者って本当の意味で自由ですけど、リスクがついてくる。なので経営者っていう位置に上がってこない人って多いんだろうなと考えた時に、有効活用してもらえる箱づくりをしようと考えたんです。本当に見えないところに一応柵はあるけど、その中で自由にしていいよっていう感じで会社のルールを設けています。なので、うちはスタイリストになったら全員横一線なんです。店長とかディレクターとかは作らない。皆横一線で、組織としては円柱になって上に上がっていくイメージ。皆で共に生きるという形なので、そこには上下関係はいらないと思っています。 ーフェス 「アート」 先日「PARK IN PERK」というフェスを名村造船所で開催したんですが、入口から出口まで作ったイベントそのものが僕の中では自分のアートワークとしてやったって感じです。「Park」はうちのサロンの名前から取っているんですけど、「InPark」は衝撃という意味があって、ここに来て何かを持ち帰ってもらいたいなと思ってこの名前になりました。今回が一発目ということで、音楽とファッション、アート、フードと美容の5つのカテゴリーで構成して、1000人規模で開催。特に音楽イベントにこだわった訳ではなく、それぞれのカルチャーに触れたことがない人たちに取って、こんな世界があるんだなっていう発見があれば良いですし、僕が表現するイベントを通して何か衝撃を受けてくれたらいいなと思います。 ー美容師 「手段」 どういう人生を歩んで、夢を叶えて、どんな人間になりたくて…ということで言ったら美容師は目的でもなければ夢でも無い。最初は生活をするための手段で、今はコミュニケーションをとるための手段って感じです。でも最後は自己表現に変わっていくような気がしています。そうなれるように撮影のトレーニングなどもしているし、美容師人生の最後には何かスタイルを残したいという気持ちは最近芽生えました。今後はそういう部分に挑戦していきたいですね。 ーあなたの美容道とは 僕は「純」という漢字を選びました。子供の頃のようなピュアな感情って大切だと思うんです。もっといろんなことを体験して純粋な気持ちで吸収していきたいです。 自分の経験や体験を通して表現をストックし、新たな道をどんどん開拓していく。野田さんのそういう姿がとても印象的でした。気になるインタビューの全貌はぜひ動画でチェックして下さいね! #1 PARKiiiNG 代表 野田和宏さん Instagram : @noda_kazu_parkiiing <SALON DATA> PARKiiiNG(パーキング) 大阪市西区新町1-25-17 フィル・パークHS新町 3F B-2 tel : 未設 https://www.parkiiing.com Instagram : @parkiiing_hair
KON 清原さんに聞く10のこと~僕・私のスタイルの作り方~
美容師さんが作るスタイルには、技術だけでなく、感性や大切にしていることなど、その人の個性が詰まっています。 今回、先鋭的なメンズスタイルを提案してくれたKONの清原さん。 施述のポイントや注意したことはもちろん、普段のスタイル作りへの向き合い方を聞いてみました。 →スタイル紹介記事と動画はこちらから! ▼今回お話を聞いた美容師さん KON 代表 / スタイリスト 清原 崇弘さん Instagram : @kon__kiyo <SALON DATA> KON /コン 大阪市西区北堀江1-5-13 ブレッサ北堀江2F Instagram : @kon_hairstudio Q1. 美容師歴/出身/卒業専門学校は? 「11年/徳島県/大阪ベルェベル美容専門学校卒です」 Q2. このお店で働いて何年ですか? 「2023年の5月31日にオープンしたばかりで、まだ独立して3ヶ月なんです。(※撮影日当日時点)」 Q3. 自分のお店の好きなところはどこですか? 「バーカウンターですかね。髪を切りにきて終わる関係性だけではなくて、究極論髪を切らない人が集まっても良い場所を作りたかった。本とか音楽とかも好きなので、ここ来てくれる人に合いそうなものをコンシェルジュみたいに提案できたら良いなって思います」 Q4. センスや技術を磨くためにしていることは? 「僕が一番意識していることは、自分自身もオシャレをして街に出ること。自分自身がファッショナブルを意識して外に出ると、街のファッション感度の高い人たちと関わりが出来ていく。そういう友達を増やしていく感覚がセンスを磨けるところなのかなって。お客さんとスタッフとしか会話しない1日より、街にでてたくさんの人と話した日の方が充実感というかインプットされる感覚になります。なので僕のセンスの磨き方は街に出ること」 Q5. 今回のヘアスタイルを提案した理由は? 「単純にモデルに似合うだろうなって思って。僕自身もパワーを感じるヘアスタイルを作りたかったんで。オシャレしすぎることがちょっと恥ずかしいみたいな風潮が強いじゃないですか。だからあえて全力でファッションを楽しんでいる子がいたら良いなと思ってこういうスタイルを提案しました」 Q6. デザインを決めるときに大切にすることは? 「普段着ている服とか聞いている音楽とかお客さんたちのルーツとかバックボーンを知った上で提案しています。あとは常に街にこんな子がいたら良いなっていうところ。人となりを考えた上であんな子とすれ違えたらテンションが上がるだろうなっていうトータルバランスを作るようにしています」 Q7. 今回のスタイルの個人的GOOD POINTは? 「横からのシルエット。サラッと作った割には縦横無尽に動くランダム感が良いですね」 Q8. 今回のスタイルで実は苦労したことは? 「彼は僕が選んだモデルなんで、もちろんやりにくくない子を選んでるんですが…(笑)。ある種限られた人にしか出来ない髪型っていうところですかね」 Q9. 今回のスタイリングのポイントは? 「スタイリング剤をとにかく手に馴染ませること。僕は1分くらい混ぜます(笑)。でもそれが出来たら20秒で終わります。あとは1回立ち上げてから捻ること」 Q10. 今回の施述や、日々のサロンワークで大切にしていることは? 「以前働いていた会社の「髪を作って。人を作る」っていう社訓に惹かれて入社したという経緯があって、それは今も大切にしています」 「でも、独立して今は堀江の真ん中でサロンをやらせてもらってる代表としては「髪を作って、人を作る。人を作って街を作る」。その次のステップに進んだ感覚があって。髪はもう作らないんです。人を作って、その人たちが街にでて行く姿を自信を持って送り出したい。なので、今は街を作っていくというところを意識していきたいですね」 インタビュー動画は、こちらからチェックできます。
作業時間はたったの20分!継続の極意は手軽さにあり。 TLUUS代表・土谷大貴さんに聞く「SNSと美容師の◯◯な関係」【後編】
TLUUS代表を務める土谷大貴さんにSNS活用の極意を伺うインタビュー。前編では、動画制作の深いこだわりついてたくさんお話しいただきました。 今回の後編では、どのように動画をつくられているのか、そして続けていくためのポイントを教えていただきます。 →前編はこちら 短時間の作業が無理なく楽しくSNSを運用するコツ ―インスタグラムへの並々ならぬこだわりを感じました。きっと動画の制作や編集作業もきっと大変なことですよね。 いえ、それが手を抜いているなんてことはないんですが、1本あたりだいたい20分以内で完成させているんですよ。 ―えっ、そんなに短時間で動画ってできるもんなんですか!? 撮影も編集もiPhoneだけでやっているんです。その方が手軽で……接客の空き時間や、カラーの待ち時間に作業ができますしね。 実はアフレコはお風呂で録っていて。雑音が入りにくいっていうことももちろんですが、湯船に入っているとどうしても熱さで限界がきちゃいますよね。のぼせてしまうまでに声を録りきらないといけない、そんな制限を課すことでどんなにがんばっても15分以内には完了させなければならない状況をつくっています。 キャッチコピーもパッと頭に浮かんだ言葉を入れているので、考える時間はだいたい5秒くらい?(笑)。更新し続けるとなると、無理のない手軽さが重要になってくるわけなんです。 ―お風呂場でiPhoneのマイクに向かって話しかけている土谷さんを想像して笑ってしまいました。では、撮影時に気をつけていることなどはいかがでしょうか? 技術的なことではないのですが……、お客さまは髪を切るためにお店にきてくださっているというのを忘れないことでしょうか。写真や動画を撮りたいのは、ぼくの都合なので。撮影に承諾いただけたら感謝の気持ちをしっかり伝えますし、断られた際にがっかりしたような態度や言動は絶対しちゃダメですね。 継続は力なり。結果が出るまでやり続けること ―最後に、今回のインタビューを見てSNSをがんばろうと決意された美容師さんへのアドバイスをお願いします。 何よりも大切なのは、結果が出なくても耐えることです。僕も投稿をはじめてから「インスタを見てきました!」というお客さままでに来店いただくまでに3ヶ月はかかりました。やり続けていくこと、そしてその積み重ねが自分の知見になっていくんです。 あと、来客に繋がる以外にSNSに力を入れることのメリットがあるんですが、なんだと思います? ―えぇっと、写真が上手になるとかでしょうか……? それもありますが、自分のスタイリングを客観視できることです。これ、技術の向上にも大きな一役を買っていて、上達の近道だとぼくは思っています。だから、すべての美容師さんがSNSを活用すべきなんです! そしてSNSの大切さを知っているからこそ、僕たちTLUUSでは一人ひとりに沿ったSNSのコーチングをしています。実際にSNSを通して0から30人の来客に繋げたスタッフもいるんですよ。ぜひうちの求人に応募してくれたらうれしいです!(笑) <PROFILE> TLUUS本店 代表 土谷大貴さん 1995年生まれ、大阪府出身。ル・トーア東亜美容専門学校卒業後は大阪府内のヘアサロンに勤務。その後、関西の大手サロンでの店長経験やフリーランスを経て2021年秋、TLUUSの立ち上げとともに参画。代表を務める傍ら、SNS担当として後進の指導にあたっている。趣味は格闘技を見ること。 Instagram : @tluus_daiki.short <SALON DATA> TLUUS本店/トゥルーズホンテン 大阪市北区角田町1-20 フキヤビルB1F Instagram : @tluus.hair.official ☆2023年6月24日にTLUUS梅田店がNEWオープン! ぜひTLUUSのインスタグラムでチェックしてみてください。
最初の1秒で心を掴む!ゲストに響くSNSコンテンツとは? TLUUS代表・土谷大貴さんに聞く「SNSと美容師の◯◯な関係」【前編】
美容師さんにとって切っても切れないSNS。自身のブランディング、時には営業ツール、そして情報収集と多岐にわたってお仕事に影響をしているはずです。 今回は、思わず目にとまるキャッチや、声をアフレコした親しみやすさで人気のTLUUS代表・土谷大貴さんのインスタグラムにフォーカス。裏側にある並々ならぬこだわりやゲストに響くコンテンツ制作の秘訣など……、フォロワーに支持されるヒミツに迫ります。 アニメから着想を得た、目に留まるキャッチコピー! ―土谷さんのインスタグラムを拝見しましたが、キャッチコピーがすごくおもしろいですよね。あと、アフレコをされているからか土谷さんをより身近に感じられて、すごくいいなと思いました。 ありがとうございます。まさにそのキャッチコピーをつけることと、動画にアフレコすることはぼくの投稿でも特にこだわっているところなんです。 ―そもそも土谷さんはどうしてインスタグラムの投稿に力を入れるようになったんでしょうか? サロン情報サイトでの集客が伸び悩んでいたことが大きな理由です。ほかに何かできることがないかとインスタグラムに力を入れるようになりました。それがちょうど5年ほど前。今では、新規のお客さまの100%がInstagramを見て来てくださっているといっても過言ではありません。 ―がんばりがしっかり結果へと繋がるのがSNSなんですね。過去の動画を遡って拝見すると動画の内容もちょっとずつ変わっているような気がします。 そうですね、最初は他の美容師さんやバズっているクリエイターさんの投稿を参考にしていました。でも、やっぱり同じだと二番煎じでしかないので、僕にしかない独自性を出さないと見てもらえないなと。インサイトやお客さまの反応をうかがいながらたどり着いたのが、キャッチコピーとアフレコなんです。 ぼく、アニメが好きでして……アニメって各回にタイトルがついているじゃないですか?そんなふうにインスタの動画にもタイトルがついていたらわかりやすいなと。 アフレコは美容師で誰もしている人がいなかったのでちょっとやってみたんですけど、お客さんから「おもしろい」って好感触をいただきました。先ほどおっしゃっていただいたように、声が近いことで人となりが鮮明に見えてきますよね。 ―なるほど、そうやって試行錯誤されながら唯一無二の武器を磨き上げていったわけですね。 動画コンテンツ、大事なのは最初の1秒! ―約5年間、土谷さんはインスタグラムに力を注いでこられたわけですが、一番大事にされていることってなんでしょうか? それは“最初の1秒”です。動画の続きを見たいかどうかって最初の1秒で決まると言われています。だからパッと見た瞬間に内容が伝わるということは意識していますね。最初に目に入るキャッチコピーにも秘密があって……たまにちょっとマイナスなことを僕書いてません? ―たしかに!「扱いづらいです」だとか「イメチェン失敗」とか、なんだか引っかかるワードが……。 ですよね。人って損するかもって感じたときに心が動くんそうなんです。なので、「〇〇しないと△△です」というようなちょっとマイナスなキャッチコピーをあえて入れるようにしています。やりすぎるとただ性格の悪い人になっちゃうので、そこはさじ加減ですけど。 ―SNSをうまく運用していくには実践だけでなく知識を集めることも大切だったんですね。 細かいところのこだわりで言うと、たまにストーリーにぼくの私服だったりお休みの日のようすとかを投稿するようにしています。ちょっとした変化と言いますか、フォロワーさんに「おっ!」と思ってもらえたらいいなということがひとつ。そして、繰り返しになってしまいますが、人となりを見せることで親しみやすさを感じてもらえたらなと。 フォロワーを飽きさせない工夫と、どんな美容師さんなのか人となりがわかることが大事だとわかりました。後編では、そんなインスタグラムを土谷さんが実際どのように作っているのかを聞いていきます。 <PROFILE> TLUUS本店 代表 土谷大貴さん 1995年生まれ、大阪府出身。ル・トーア東亜美容専門学校卒業後は大阪府内のヘアサロンに勤務。その後、関西の大手サロンでの店長経験やフリーランスを経て2021年秋、TLUUSの立ち上げとともに参画。代表を務める傍ら、SNS担当として後進の指導にあたっている。趣味は格闘技を見ること。 Instagram : @tluus_daiki.short <SALON DATA> TLUUS本店/トゥルーズホンテン 大阪市北区角田町1-20 フキヤビルB1F Instagram : @tluus.hair.official ☆2023年6月24日にTLUUS梅田店がNEWオープン! ぜひTLUUSのインスタグラムでチェックしてみてください。