ヘア&メイクアップアーティスト直伝! 今日から役立つメイクアップティップス
毎日のサロンワークや授業ではもちろん、プライベートでも欠かせないメイク。 知っておくとメイクの仕上がりがランクアップする、プロならではのティップスを紹介します。 美しいメイクのためにはスキンケアを重視 メイク崩れを防ぎたいなら、テカりにくいパウダーや密着力の高いファンデーションを選ぶよりも先に、スキンケアで肌状態を整えておくことが重要。肌がしっかりうるおいで満たされていれば余分な皮脂の分泌を防げるので、結果的にメイクが崩れにくくなります。 「ただし、とろみが強い化粧水や美容液は下地やファンデーションとの相性次第でダマになることもあるので、できるだけサラッと軽いテクスチャーで素早くなじむものを選んで」。 マスカラは上から→下からの2段階で マスカラを塗るときに、まつ毛を持ち上げようとして下側からばかり塗っていませんか? 「まつ毛の下側にばかり塗ると、マスカラ液の重みでまつ毛が下がってしまいます。まずは上からやさしくなでるように塗って、そのあと下からリフトするように塗ればまつ毛の上下で重みの均等が取れ、きれいなカールが長続きします」。 ハイライトは広げず、ピンポイントで ハイライトというとCゾーンや鼻筋に入れるものと思いがちですが、実はもっと重要なポイントが。 「目と目の間は肌質を問わず乾燥しがちな場所。だからこそ、ここが光っていると肌全体がうるおっているように錯覚させられるんです。指先でちょこんとのせる程度で効果絶大!」 メイク完成! の後のチェックが肝心 一通りのメイクが終わったら、鏡を見て顔中くまなくチェック。見落としがちな細部まできちんと手をかけて整えることで、より洗練された印象に。 「眉やまつ毛に粉が付いていたらそのままにせず、スクリューブラシで払うだけで清潔感がアップ。アイシャドウやラメが飛び散っていたら、ブロアーを使って吹き飛ばしましょう」。 今回紹介したのは、どれも撮影現場で日々使われているテクニック。ぜひ試してみてくださいね。 教えてくれたのは… ヘア&メイクアップアーティスト 三橋ただしさん 国内外のファッションブランドやホテル、百貨店の広告をはじめ、雑誌やイベント、CMなど幅広いメディアで活躍。ナチュラルメイクによる肌の質感を出すテクニックに定評があり、「何も塗ってないような仕上がりなのに素肌より断然キレイ!」と多くのモデルから厚い信頼を集める。大阪府出身。 Instagram:@tadashimituhashi ブログ『三橋ただしのブログ』https://ameblo.jp/19530912777/
世界最大級のヘアデザインコンテスト「WELLA TRENDVISION award 2023 AREA HEATS大阪」レポ【後編】
ウエラ プロフェッショナル(HFCプレステージジャパン合同会社)が主催する世界最大級のヘアデザインコンテスト「WELLA TRENDVISION award」が今年も開催! 11月の本戦を前に、9月には大阪にて「AREA HEATS大阪」(西日本エリア予選)が行われると聞き、AM-YUが潜入しました! 激戦の模様を、前編・後編に分けてレポートします。 続いて、競技者インタビューとモデルショーアップの様子、そして審査結果発表の模様をお送りする【後編】です。 →【前編】はこちら 熱戦後の競技者インタビュー 45分間の競技が終了すると、インタビュータイムへ。司会者の方が51名の競技者一人ずつに対して、「競技を終えた感想」「デザインのポイント」「オーナーやスタッフへの一言」を聞いていきます。 皆さん「あっという間だったけど楽しんでできた」「やれることはやった」「練習でやってきたことを本番でできた」「思い通り精一杯やれた」「自分の力を出し切った」「昨年悔しい思いをして、一年間頑張ってきたものをぶつけられた」など、全力を出し切って晴れやかな様子。 デザインについては「モデルへの似合わせを一番に」「衣装にもこだわった」「トータルの世界観を意識した」「できるだけシンプルに」「新しいスタイルづくりを目指した」など、それぞれのポイントを説明します。 そして、この日までサポートしてくれた仲間へは「これまで協力してくれてありがとう」「おかげで精一杯頑張れました」「今日までたくさんアドバイスをいただいて感謝しています」「夜遅くまで仕込みを手伝ってくれてありがとう」など、感謝の気持ちを伝えていました。 ▲皆さん緊張から解放されて、良い笑顔。お疲れ様でした! 華やかなモデルショーアップ インタビューを終えると、競技者は自分の定位置へ。続いて、一旦退場していたモデルが再び入場してくるのを迎えます。 正面から一人ずつ、フロアを一周する形で入場する様は、さながらヘアショーのよう。先程まで熱戦が繰り広げられていた会場が、瞬く間にステージへと変わります。 ▲中央の通路がランウェイに。個性豊かなモデルさんたちが颯爽と歩きます お待ちかねの審査結果発表 競技者とモデルが定位置に揃うと、いよいよ審査結果発表へ。 審査員は、TONI&GUY JAPANの雑賀英敏氏、Nicole.の西村晃一氏、D.C.T.の松木宏紀氏の3名です。 皆さんまずは、「すごくエキサイティングな時間だった」「色が本当にきれいだった」「10年前より楽しそうに取り組んでいる方が増えて良かった」「チームとしての力、表現力がカッコいいと思いながら見ていた」「10年前よりカラー、衣装、モデルのクオリティもアップしている」と競技者の方々を激励。 その上で「シンプルな中に一つエッジを利かせるのがトレンドビジョン」「なぜこのモデルにこの色、髪型、衣装、メイクなのか自問自答して。トータルでグッとくる作品が上位になる」「負けたら悔しさをどう糧にするかが大切」など、審査のポイントや今後についてのアドバイスを話されました。 ▲審査員3名の言葉をしっかりと受け止める競技者の皆さん そして、栄えあるエリアファイナリストの発表へ。 見事14名の方が選ばれ、「THE FINAL」への出場権を手にしました! ▲緊張の瞬間 ▲名前が呼ばれる度に歓声が沸き上がります ▲応援に駆け付けた仲間たちも歓喜の瞬間です ▲14組の皆さん、おめでとうございます! 「THE FINAL」進出者の方々の作品は下記ページをチェック! https://trendvision.jp/thefinal_2023/ 今年も熱い戦いが繰り広げられた「AREA HEATS大阪」。 11月7日(火)にはいよいよ、東京で最終決戦「THE FINAL」が行われます。頂点に輝くのは誰なのか? ぜひお見逃しなく!! ---------------------------------------------------------------------- 「WELLA TRENDVISION award」の詳細はコチラ↓ https://trendvision.jp/
世界最大級のヘアデザインコンテスト「WELLA TRENDVISION award 2023 AREA HEATS大阪」レポ【前編】
ウエラ プロフェッショナル(HFCプレステージジャパン合同会社)が主催する世界最大級のヘアデザインコンテスト「WELLA TRENDVISION award」が今年も開催! 11月の本戦を前に、9月には大阪にて「AREA HEATS大阪」(西日本エリア予選)が行われると聞き、AM-YUが潜入しました! 激戦の模様を、前編・後編に分けてレポートします。 まずは、コンテストの概要や競技風景をお届けする【前編】です。 「WELLA TRENDVISION award」とは? 「WELLA TRENDVISION award」とは、プロ用ヘア化粧品のグローバルブランドであるウエラ プロフェッショナル(HFCプレステージジャパン合同会社)が2002年より毎年開催している、世界最大級のヘアデザインコンテスト。日々トレンドを創り続ける全国各地のスタイリストたちが高みを目指して挑み、技術とセンスを競い合います。 今年開催の「WELLA TRENDVISION award 2023」は、今年新設された「CREATIVE AWARD」と「REAL STYLE AWARD」の2部門構成。 “ただひとつのトレンドを創る”と掲げられた「CREATIVE AWARD」は、世界の最先端を行く、刺激的で革新性のある作品が対象。卓越した技術と経験による、上質さと斬新さを兼ね備えたオンリーワンのスタイルで競います。 一方、“リアルトレンドを魅せる”と掲げられた「REAL STYLE AWARD」は、今のトレンドを捉えた、旬でリアルなスタイルを追求した作品が対象。街を華やかに彩り、人々を魅了するトレンドスタイルで競います。 いずれの部門も3月~5月に作品募集を行い、一次審査(フォト審査)を実施。「CREATIVE AWARD」については一次審査通過者を対象に、二次審査(モデル競技審査)が実施されました。この二次審査は「AREA HEATS」と題し、8月に東京、9月に大阪で実施。東日本・西日本の各エリア予選として、有観客で大々的に開催されました。 そして、来たる11月7日(火)に開催されるのが、ファイナリストたちの最終決戦「THE FINAL」です。 西日本エリア予選「AREA HEATS大阪」に潜入! AM-YUが潜入したのは、9月4日に大阪で行われた「AREA HEATS 大阪」。会場となったのは「マイドーム大阪」です。 ▲受付の様子。WELLAの注目アイテムも間近に見られます 定刻になると、西日本エリアの競技者51名が入場。意気込みコメントと共に一人ずつ紹介されます。リラックスされている方、緊張の面持ちの方、ワクワク感が伝わってくる方、さまざまです。 全員が定位置に着くと、早速競技開始! 制限時間45分でスタイルを作り上げていきます。 ドライのダウンスタイルからスタートすること、全体を2cm以上カットすることがルール。最終的に仕上がったスタイルについて、デザイン、ボリューム、カラー、バランスなどを基準に審査されます。 ▲51名の競技者たちが全集中! 独特の空気感と華麗な手さばきに圧倒されます ▲観客は競技の様子を四方から自由に見学OK。すぐそばで見られる臨場感がたまりません この日の模様は、インスタライブでも配信。「頑張って!」「楽しんで!」など、競技中に届いた仲間や友人からの応援コメントを司会者の方が読み上げ、さらに場を盛り上げます。 ▲真剣な表情の合間に、時折笑顔が見られることも。チーム全員でこの瞬間を楽しんでいることが伝わってきます そして、あっという間の45分が終了。 次回【後編】では、続いて行われた競技者インタビューとモデルショーアップの様子、そして審査結果発表の模様をお送りします。 ---------------------------------------------------------------------- 「WELLA TRENDVISION award」の詳細はコチラ↓ https://trendvision.jp/
日本最大級!? 学生による圧巻のステージショー「ベルェベルコレクション2023」レポ【後編】
毎年夏、美容専門学校ベルェベルが行う学生ショー「ベルェベルコレクション」がスゴイらしい! との噂を聞きつけて、今年の開催現場にAM-YUが突撃!! 圧巻の規模を誇るショーの模様を、前編・後編に分けてレポートします。 続いて、各チームのステージ、そして審査結果発表の模様をお送りする【後編】です。 →【前編】はこちら ※公開後リンク設定します。 学生ショー「CREATORS COLLECTION」前半戦 オープニングに続き、学生チームによるショーがスタート。「CREATORS COLLECTION」と銘打たれた各組のステージは2部構成で、まずは前半戦として4組が登場します。 持ち時間は1組あたり約5分。ヘアメイクや衣装はもちろん、構成も全て学生自らが考案したものなのだとか。いったいどんなショーを見せてくれるのでしょうか。 トップバッターは「kapono」。テーマは「oneself」です。 続いて2番手は「infini」。テーマは「雲外蒼天」です。 噂に違わず圧巻のクオリティ! 一気に幻想的な世界へ引き込まれます。 それぞれパフォーマンスや映像、BGMも工夫し、トータルで世界観を構築。モデルを引き立てるパフォーマーも、学生が好演しています。 また、途中ステージ上でヘアメイク&衣装チェンジが行われることで、大きく印象が変化。5分間通してさまざまな表情に魅せられます。 続いて3番手は「for te toi」。テーマは「RE:」です。 続いて前半戦ラスト、4番手の「意気」。テーマは「刺青」です。 神秘的だったり、ちょっとダークだったり、一転してポップ&キュートだったり。世界観は四者四様。ただただ圧倒されるままに、前半戦が終了です。 学生ショー「CREATORS COLLECTION」後半戦 続いて後半戦に突入。残り4組が登場します。 まず1番手は「Seaholy」。テーマは「Ring」です。 続いて2番手は「久圜」。テーマは「Is it necessary」です。 続いて3番手は「warrior」。テーマは「Be yourself」です。 続いて後半戦ラスト、4番手の「NOVAFORCE」。テーマは「Shine in my color-私色で輝け―」です。 カラフルに、煌びやかに、妖艶に。前半戦に続き、個性豊かな4組のステージは見ごたえたっぷり。興奮と感動が冷めやらぬまま、後半戦終了です。 栄えある優勝チームは!? 感動のフィナーレ こうして、今回のコレクションテーマ「カラー」をベースに、全8組がそれぞれの世界を力いっぱいに表現。いよいよこの後、審査結果の発表です。 ▲全チームがステージ上へ MCの方が高らかに「ベルェベルコレクション2023優勝チームは……」と告げると、静まり返る会場。緊張感が走ります。 そして、名前が呼ばれたのは「infini」! 前半戦の2番手だったチームです。 ▲驚きの後、大きな歓声を上げるチームメンバー チームが所属する神戸ベルェベル美容専門学校の千葉校長より、賞状と記念品を授与。さらに、「8組とも全て、こだわりをもった作品・パフォーマンスを披露してくれて、審査は非常に難航しました。その中でも、いろんな人の想い、細部へのこだわりが一つリードしていたチームがinfini。努力が実を結んだと思います。おめでとう!」とお祝いの言葉が贈られました。 ▲infini、やりました! チームリーダーは「めちゃくちゃ嬉しい! この3か月、20人の仲間と過ごした時間が実を結びました。今日ステージに上がったモデル、技術者、パフォーマーだけではなく、裏にはたくさんの仲間がいて、そんな皆にはもちろん、応援してくれた同級生や家族にも感謝でいっぱいです。ここまで色々あったけど、一生心に残る思い出ができました」とコメント。皆さんの溢れる涙や笑顔が今までの努力を物語っているようで、見ているこちらも胸が熱くなりました。 ▲優勝おめでとうございます! そして、銀テープが舞い散る中エンディング。盛大な拍手に包まれて、ベルコレ2023は幕を閉じました。 ▲皆さんお疲れ様でした!! 学びの集大成ともいえる、学生たちのクリエイションが炸裂した1日。これから皆さんプロとなり、美容・ブライダル業界に新風を巻き起こしてくれることでしょう。今後の学生たちのさらなる活躍、そして来年のベルコレ2024に乞うご期待! -------------------------------------------------------------------------------- 「ベルェベルコレクション2023」公式サイトはコチラ↓ https://www.belebel.ac.jp/belebelcollection2023.php
日本最大級!? 学生による圧巻のステージショー「ベルェベルコレクション2023」レポ【前編】
毎年夏、美容専門学校ベルェベルが行う学生ショー「ベルェベルコレクション」がスゴイらしい! との噂を聞きつけて、今年の開催現場にAM-YUが突撃!! 圧巻の規模を誇るショーの模様を、前編・後編に分けてレポートします。 まずは、ショーの概要やオープニングの模様をお送りする【前編】です。 噂の学生ショー「ベルェベルコレクション」とは? 「ベルェベルコレクション」(以下、ベルコレ)とは、大阪ベルェベル美容専門学校、神戸ベルェベル美容専門学校、大阪ベルェベルビューティ&ブライダル専門学校が合同で行うヘアメイク&ファッションショー。ヘア、メイク、ネイル、ブライダルなどを学ぶ学生が年に一度集結し、チームごとに個性溢れるステージを繰り広げます。 例年アリーナクラスの大きな会場を貸し切って開催。各校の在校生と保護者、進学を検討している高校生など数千人の観客が来場する一大イベントとなっています。 規模もさることながら、ショーのクオリティにも定評あり。出演できるのは各学科の卒業年次生による選抜チーム8組のみとあって、各校トップクラスの技術が注ぎ込まれたステージとなっています。 プロ顔負けの壮大なスケールと完成度の高さから、ベルコレは日本最大級の学生ショーと謳われているのです。 ベルコレ2023に潜入! 今年のベルコレは、2023年7月28日に開催。会場は大阪・難波のエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育館)です。 ▲最大1万2千人収容可能な大規模アリーナ! 果たして噂の真相はいかに!? 筆者、初めてのベルコレに突撃です! 会場に一歩足を踏み入れると、早速AM-YUスタッフ一同思わず「おぉー!!」と声が。想像の何倍も大きいステージが設営され、プロ仕様の照明・音響機材&スタッフがスタンバイしているではありませんか。あまりにも本格的な空間に、早くも学生ショーのイメージが覆されます。 ▲まず目に飛び込んでくる景色がコレ。観客の皆さんからも入場とともに驚きの声が沸き起こります アリーナにもスタンドにもたくさんの観客が。アイドルのコンサートさながら、ペンライトやお手製うちわを振る様子も見られます。 ベルコレは、学生にとって憧れの舞台の一つ。皆さん1年生の時から出演を目標に励み、卒業年になると自ら仲間を集めてチームを組んで、学内オーディションに挑みます。何か月も前から準備を重ね、切磋琢磨してきた学生たちにとって、今日は見事激戦を勝ち抜いた同級生の晴れ舞台。自然と応援にも熱が入ります。 ▲同級生や先輩に声援を送る在校生たち さらに、ベルコレでは各組のステージを、3校の校長をはじめとした審査員が採点。ショーのラストに優勝チームが発表されます。出演学生にとっては互いの技術を競い合って頂点を決めるコンテスト決勝戦の意味合いも強く、絶対に負けられない戦いなのです。 華やかな幕開けを飾るオープニングショー 定刻となり、いよいよ今年のベルコレがスタート。まずはオープニングショーです。 ベルコレには毎年テーマがあり、今年は「カラー」。テーマに沿って、カラフルな衣装を身にまとったモデルがステージを練り歩きます。 ▲ピンク、パープル、グリーン、ブルー、レッドの世界を表現したステージ この5色のドレス、実は今年度の学校案内パンフレット撮影のためにプロのスタイリストが制作した衣装を、学生たちがリメイクしたものなのだとか。プロに引けを取らないスタイリングです! ▲衣装とヘアメイクを手掛けたブライダルスタイリスト科3年生の皆さん 華やかなオープニングショーが終わり、いよいよ本編へ。 次回【後編】では、各チームのステージ、そして審査結果発表の模様をお送りします。 -------------------------------------------------------------------------------- 「ベルェベルコレクション2023」公式サイトはコチラ↓ https://www.belebel.ac.jp/belebelcollection2023.php
理美容学生の甲子園!「第15回 全国理容美容学生技術大会 大阪地区大会」レポ【後編】
全国の理美容学生が技術を競う「全国理容美容学生技術大会」。通称「理美容甲子園」と呼ばれる、理美容学生にとって夢の舞台です。2023年7月、第15回全国大会への出場をかけて行われた大阪地区大会の現場にAM-YUが潜入! アツい真夏の決戦を、前編・中編・後編に分けてレポートします!! ラストは、任意種目の競技風景、表彰式の模様をお送りする【後編】です。 →【前編】はこちら →【中編】はこちら 競技レポート~任意種目~ 競技レポートもいよいよ大詰め。最後に、前編でご紹介した通り、全国大会までつながる本種目とは別に、地区大会のみで実施される任意種目の競技風景をお届けします。 当日、実際に現場で技術を競うのは、ワインディング、チャレンジヘア、オールウェーブセッティングの3種目です。 ▲まずはワインディング。競技時間は20分 ▲きれいに完成 ▲続いてチャレンジヘア。競技時間は40分 ▲学生さんたちの創造力&技術力に脱帽です ▲並行してオールウェーブセッティング。競技時間は25分 ▲ピシっと仕上がっています 一方、アートマスクとネイルチップアートは、事前に応募された作品が場内に掲示され、審査されるスタイルです。 ▲宇宙、花束、プリンセス、花嫁、妖精、太陽と月、ゴージャス等々、さまざまなテーマでつくられています ▲芸術性の高さに驚かされるばかり。観客からも「スゴイ!」「この髪色にしてみたい!」と声が上がります ▲夏空、サーカス、動物園、世界旅行、日本の美、ポップ、メルヘン等々、こちらも多彩なテーマで自由に展開 ▲それぞれの個性が炸裂! 任意種目もかなりの盛り上がり。これまでのトレーニングで培ってきた高い技術力、素晴らしかったです。 優秀賞は誰の手に!? ドキドキの表彰式 こうして、2時間にわたり繰り広げられた競技が終了。審査の後は、お待ちかねの表彰式です。 本種目については、理容部門は各種目の優秀賞1~2名と敢闘賞2~4名、美容部門は各種目の優秀賞2~3名と敢闘賞4~8名、ネイルアート部門は優秀賞2名と敢闘賞6名、ヘアデザイン画部門は優秀賞10名と敢闘賞5名が表彰されます。 任意種目については、各種目の最優秀賞1名と優秀賞3~4名の表彰です。 本種目でそれぞれ優秀賞に選ばれた選手は、全国大会へ出場! 誰がその栄光を勝ち取るのか? ただならぬ緊張感の中、名前が呼びあげられる度に、場内は大きな歓声に包まれました。 ▲受賞者には表彰状とトロフィーを授与 ▲笑顔も涙も。いろんな感情が入り乱れる感動の表彰式 ▲仲間と健闘を称えあう姿が眩しいッ かくして、理美容学生たちのアツい夏の1日が終了。見事受賞された皆さんも、惜しくも受賞を逃した皆さんも、本当にお疲れ様でした! 正に青春の1ページ。競技に臨む真剣な眼差し、仲間に贈る熱い声援、喜びや悔しさを爆発させる姿、どれもキラキラ輝いていました。 まだまだ全国各地で熱戦が続く地区大会。そして全国大会の動向をお見逃しなく! --------------------------------------------------------------------------------------------------------- 「第15回 全国理容美容学生技術大会」の詳細は下記ホームページをチェック↓ http://www.ribifesta.jp/
理美容学生の甲子園!「第15回 全国理容美容学生技術大会 大阪地区大会」レポ【中編】
全国の理美容学生が技術を競う「全国理容美容学生技術大会」。通称「理美容甲子園」と呼ばれる、理美容学生にとって夢の舞台です。2023年7月、第15回全国大会への出場をかけて行われた大阪地区大会の現場にAM-YUが潜入! アツい真夏の決戦を、前編・中編・後編に分けてレポートします!! 続いて、美容部門、ネイルアート部門、ヘアデザイン画部門の競技風景をお送りする【中編】です。 →【前編】はこちら 競技レポート~美容部門~ 美容部門も、まずはワインディングから。理容部門とは違い、“多目的”という意味を持つ「オールパーパス」というスタイルをつくります。規定のロッド配列であるか? 輪ゴムが正しくかけられているか? 毛髪が均等に広げられているか? といった点が審査されます。 ▲競技時間は20分 ▲美しく仕上がっています ワインディングを横目に、まつ毛エクステンションも同時進行。フェイスマネキンの左目にはエクステンションを装着、右目には適正な位置にテーピングを施します。総体的な仕上がりやバランスなどが審査ポイントになります。 ▲こちらも競技時間は20分 ▲繊細さが問われます 続いて、アップスタイル。長さのある髪をまとめあげます。独創性とファッション性はもちろん、ウイッグに施したヘアカラーやメイクとの調和などが審査されます。 ▲競技時間は30分 ▲個性的な作品ばかり! 最後は、カット。段差のあるヘアスタイル「グラデーションボブ」をつくります。重要なのは毛束を引き出す場所と角度。正確なカットによって、段差がきれいにつながっているか審査されます。 ▲競技時間は20分 ▲カットの正確性はいかに!? 競技レポート~ネイルアート部門~ ネイルアート部門は1種目。毎年掲げられるテーマに沿って、親指から小指まで5枚のネイルチップに、アクリル絵の具でフラットアートを施します。今年のテーマは「煌めき」。繊細な技術とデザイン性が審査されます。 ▲競技時間は40分 ▲小さなキャンバスに「煌めき」の世界を表現 競技レポート~ヘアデザイン画部門~ ヘアデザイン画部門は、事前に応募されたデザイン画が場内に掲示され、審査されるスタイル。こちらも毎年掲げられるテーマに沿って作品がつくられます。今年のテーマは、ネイルアートと同じく「煌めき」。テーマに沿っているかに加えて、デザイン画としての技術性、独創性が審査されます。 ▲趣向を凝らしたデザイン画がズラリ 多彩な美容技術の数々は見ごたえたっぷり。皆さんの日頃の努力の成果、しっかりと拝見させてもらいました。 次回【後編】では、任意種目の競技風景、表彰式の模様をお送りします。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------- 「第15回 全国理容美容学生技術大会」の詳細は下記ホームページをチェック↓ http://www.ribifesta.jp/
理美容学生の甲子園!「第15回 全国理容美容学生技術大会 大阪地区大会」レポ【前編】
全国の理美容学生が技術を競う「全国理容美容学生技術大会」。通称「理美容甲子園」と呼ばれる、理美容学生にとって夢の舞台です。2023年7月、第15回全国大会への出場をかけて行われた大阪地区大会の現場にAM-YUが潜入! アツい真夏の決戦を、前編・中編・後編に分けてレポートします!! まずは、大会の概要や理容部門の競技風景をお送りする【前編】です。 全国理容美容学生技術大会とは? 理美容学生や理美容関係者の間ではおなじみかと思いますが、改めて。「全国理容美容学生技術大会」とは、全国の理容・美容学生の技術向上を目指すための場および理容・美容学校の素晴らしさを啓発する場として、公益社団法人日本理容美容教育センターが主催、理容・美容合同で開催する全国規模の大会です。2009年に始まり、今年で15回目を迎えます。 例年、まずは7月~9月の期間、北海道から九州・沖縄まで全国11地区で地区大会を実施。勝ち抜いた強者のみが、11月初旬頃に行われる全国大会に出場できるのです。 トータルで約210校、2,500人の選手が参加。通称「理美容甲子園」と呼ばれるのも納得の規模で、正に理美容学生にとって甲子園のような憧れの大舞台となっています。 第15回 大阪地区大会はこんな大会 今年の「第15回 全国理容美容学生技術大会」全国大会は、2023年10月31日に開催予定。先立って、7月11日に大阪地区大会が行われました。 噂はかねがね聞いていたものの、筆者が実際に観戦するのは今回が初めて。張り切って会場である大阪・難波にあるエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)へ向かいます。 ▲まずは開会式。大阪地区に加盟する23校それぞれから選抜された選手が整列 ▲2020年以降、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で無観客開催や中止を余儀なくされてきた大会。4年ぶりの通常開催で場内は活気に溢れています ▲代表選手が力強く選手宣誓! ▲開会式が終わったら、円陣を組んで気合い入れをする学校も 競技種目は大きく分けて、本種目(全国大会までつながる種目)と、任意種目(地区大会のみで開催される種目)の2種。さらに部門ごとに分かれ、数種目が実施されます。 ----------競技種目一覧---------- <本種目> 【理容部門】 ・ワインディング ・ミディアムカット ・クラシカルバックバリエーションセット 【美容部門】 ・ワインディング ・カット ・アップスタイル ・まつ毛エクステンション 【ネイルアート部門】 ・ネイルアート 【ヘアデザイン画部門】 ・理容師・美容師養成施設学生の部(作品サイズ:B3) ・中学・高校生の部(作品サイズ:A3) <任意種目> ・ワインディング ・チャレンジヘア ・オールウェーブセッティング ・アートマスク ・ネイルチップアート ----------------------------------- 当日は、これら多岐にわたる競技種目が同時並行で展開。会場は終始熱狂に包まれます。それでは早速、各部門の白熱する戦いを見ていきましょう。 ▲複数の競技が一斉にスタート! ただならぬ緊張感が漂います 競技レポート~理容部門~ 理容部門は、まずワインディングから。側頭部のロッド配列がアルファベットの「C」に見える、「Cライン」 と呼ばれるスタイルをつくります。規程のロッド配列であるか? 輪ゴムが正しくかけられているか? 毛髪のツヤは? といった点が審査されます。 ▲競技時間は30分 ▲美しいCラインお見事です 続いて、クラシカルバックバリエーションセット。理容技術の基本であるクラシカルカットに、ファッション性とデザイン性を備えたスタイルをつくります。クラシカルスタイルとフロントデザイン、ヘアカラーの調和などが審査ポイントになります。 ▲こちらも競技時間は30分 ▲個性的なスタイルが完成! 最後は、ミディアムカット。全体を7:3に分け、刈り上げ部分とねかせる部分が組み合わせ合ったソフトなヘアスタイルをつくります。シザーズによる刈り上げの丁寧さ、総体的な仕上がりの美しさなどが審査されます。 ▲こちらも競技時間は30分 ▲丁寧な刈り上げが施されています 普段あまり見る機会のない理容技術を間近に観戦し、筆者も興味津々。皆さんの真剣な表情と鮮やかな手さばきに魅了されました。 次回【中編】では、美容部門、ネイルアート部門、ヘアデザイン画部門の競技風景をお送りします。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------- 「第15回 全国理容美容学生技術大会」の詳細は下記ホームページをチェック↓ http://www.ribifesta.jp/