教えて!海外のトレンドって? -ヘアスタイル編-
みなさんはヘアスタイルをオーダーする際、どのようなものをイメージソースにしていますか? 好きなアーティストのスタイルを真似たり、雑誌の誌面を見せたり、Instagramでチェックしたスタイルを提示したり。あらゆるスタイルサンプルがあふれる中、海外でトレンドのリアルなヘアも参考の一つにしてみては? セレブやモデルの髪型ではなく、ストリートに根付いたスタイルをオランダで活躍中のヘアアーティストのHAKAHさんにお聞きしました。 「ヨーロッパの人たちはメディアの力に頼ることなく、好きな雑誌や広告を見ている傾向にありますね。日本ではオーダーがあればクリクリのカールでも縮毛矯正などを施し、その人の毛質では寄せ付けにくいヘアスタイルに仕上げようとしますよね。海外では本来の髪質に沿ってナチュラルなスタイルを楽しむ人が多いんです」と言うHAKAHさん。 「自然体のスタイルを基本としつつも、よりストレートを活かしたい人は“マレット”、万国共通かもしれませんが小顔効果を狙いたい方なら“姫カット”の両極端に分かれています」。“マレット”は日本では70年代から80年代にかけて流行し、前髪とトップが短くてサイドを刈り上げ、襟足部分だけを長く残すウルフに近いスタイル」。 「一方の“姫カット”は顔まわりに毛量を残しつつ、段差を付けるなどしてカット。視線を散らすことで顔をより小さく見せる効果を演出している。「日本で人気が巻き起こっているKポップアイドルのヘアスタイルも、海外でももちろん注目を集めていますよ。でも、日本と違ってそのスタイルは大多数の中にある一つのジャンル。より広い視野を持っている海外の人たちのように、自分自身と向き合って自由なヘアスタイルを楽しんでください」。 HAKAH 2019年から活動の場をオランダへ。ヘッドプロップの制作やヘアデザインにまつわるクリエーションに携わり、現地で企業を立ち上げてオリジナルのヘアオイルをプロデュース。 Instagarm:@hakahair