マイナス20歳の若返りが叶う!? REDEAL ope・金子圭介さんが考案した 「白髪手術」とは
ミドル世代の悩みを魔法のように次々と解決し、SNSで話題を呼んだオレンジ髪の美容師ことREDEAL opeの金子圭介さん。年間最高指名売上は脅威の1176万円(!!)今や日本だけに留まらず、海外でもセミナーを開催するなど、業界からも熱視線を集める彼に直撃。「白髪手術」の誕生秘話からブランディングのこと、そして技術面にいたるまでのお話を伺っていきます。 教えてくれたのは REDEAL ope. 代表 金子圭介さん 1994年生まれ。埼玉県理容美容専門学校卒業。2020年1月に専門学生時代の同級生だった代表の中村さんと共にオープニングスタッフとしてREDEAL店長に就任。自身で考案した『白髪手術』をTikTok、Instagramで発信し、スジ感を生かしたスタイルチェンジで 30代~80代の白髪に悩んでいる女性から圧倒的な支持率を得る。 Instagram : @keisuke_redeal_balayage ー『REDEAL』のオープン直後にコロナ禍に突入したそうですが、当時はどんな状況でしたか? 「出店して3ヶ月でコロナになって、お客さんが来ない期間がしばらくありました。なので、どうやって集客していくかを代表の中村と一緒に考えて。最初の頃は白髪に関係なく、ハイライトやバレイヤージュをしていたのでこのスタイルにすることのメリットに着目して発信していましたね」 ーそこから『白髪手術』が誕生したきっかけはなんだったんでしょう? 「コロナが落ちついてきた頃、色んな美容室を巡って失敗されたお客様がSNSを見てうちに来店することが増えたんです。ある日、白髪で悩んでいるお客様にホワイト系のバレイヤージュをして、仕上がりをSNSに載せたらバズったんです。その頃よく『手術レベルで直します』って言っていたので、そことかけて『白髪手術』のワードがたまたま生まれました」 ーたまたまだったんですね!なぜバズに繋がったと思いますか? 「当時は白髪の人にがっつりブリーチをしてバレイヤージュをするという美容師が誰もいなくて、そこが意外とブルーオーシャンだったのかなって。あとは、コロナ禍でおうち時間が増えて、TiktokやInstagramを見る白髪世代の人が増えたことで、響いたのかなとも思ったりもします。全てタイミングが良かったということもありますが、もちろん努力した部分も重なったって感じですね。発信をしていなかったらこの結果は生まれていなかったと思うので。1つの投稿で人生が変わった感覚があります」 ー意図せず「白髪手術」が誕生したということですが、ただバズったというだけでは今の成功には繋がらなかったように思います。他と差別化するために、どんなことを意識されましたか? 「もちろんクオリティを重視したというのが一番ですが、自分自身のブランディングも意識するようになりました。例えばこのオレンジ髪とか。実はこれ仕事としてやってるんですよ(笑)。オレンジ髪の人が白髪世代の悩みを解決してるってアンバランスすぎて、インスタで見てると、結構目に入るんですよね。あとは服のブランドも大切だなと思ったので、Diorだけを着ると決めてます。特別好きというワケではなかったですが…(笑)。芸能人ってどんな髪型をしてどんなファッションをして…と、すぐに浮かぶじゃないですか。そういったことも美容師としてのブランディングにも繋がるのかなと思って、『オレンジ髪のDiorの人』で覚えてもらえるよう統一しました。実際、それで通ってる人もいるので一応は成功かな(笑)」 ーここからは少し技術面のお話をお聞きしたいのですが、同じバレイヤージュでも若い方と白髪世代の方とではアプローチに違いはありますか? 「施術自体はあまり変わらないですが、アプローチの違いで言うと大きく2つあります。1つ目は白髪世代の方には顔まわりにしっかりカラーを入れてあげること。これは単純に顔まわりの白髪が一番気になるからっていう理由です。2つ目は、白っぽい色ではなく、馴染みの良いベージュ寄りのカラーで白髪をぼかすようにすること。白やシルバーだとくすんで見えて、逆に老けて見える可能性があるんです。若い子はどちらかというとコントラスト強めのカラーを好む人が多いので、ここが一番の違いかもしれませんね」 ー『白髪手術』の実例をぜひ教えてください 「この方たちは白くしすぎちゃうと逆に老けて見えてしまうので、少しだけピンクを入れてベージュっぽいまろやかな色味に仕上げました。白髪が90%以上とか、ほぼ100%の方にハイライトを入れても白髪ぼかしにはならないんですよ。それだったら逆に表面を全てブリーチをするやり方に変えたりすることもあります」 ー月に250人以上担当されているそうですが、今までで一番大変だった事例は? 「この人が難しかったというより、ヘナカラーを使っていた履歴のある人への対応が大変だったことがあります。このヘナカラー剤はアルカリが入っていないので傷みにくいんです。なので、白髪世代の方でも使っている人が多くて。正直ヘナはブリーチをしても明るくなりづらいんですよ。それをまだ経験が浅かった僕が、そういう方に対してもブリーチをバンバンしてしまった。そしたら全然明るくならなくて、仕上がりもイマイチで…みたいな失敗を重ねていました。そのおかげで、今ではもうヘナカラーをしてる髪は触っただけでわかるようになりましたね。ちゃんと失敗も活かせてると思います」 ー失敗を経験したからこそ、さらに高いクオリティーを提供できるようになったんですね。他にも白髪染めをする上で、難しい点はありますか? 「技術的なことよりかは、カウンセリングが難しいと思います。履歴を目で見て判断して、どこまで明るくできるかを想像しつつ、仕上がりの色をお客様にきちんと共有するというのが大切なんですよね。結構派手にやり過ぎると、白髪世代の方はびっくりしちゃったりとか周りの目も気にしちゃう方も多いので。履歴の推測と予測した上での提案と共有。ここが本当に大切だと思います」 ーなるほど。技術以前のコミュニケーションが大切になってくるんですね。最後に金子さん自身の今後はどのように考えていますか? 「僕自身がどうなりたいっていうよりかは、下の子たちが美容師を楽しんでもらえるようにしていく方が大事かもしれません。なので、スタッフの夢を叶える手助けをしてあげたい。僕自身も代表の存在が刺激になって、今の僕を作ってもらったという経験があるので、それを伝承して行きたいなと思います」 「白髪手術」はSNSでは華々しく成功されているように見えますが、実際はかなりの試行錯誤を重ね、努力が身を結んだ結果だと、お話を伺って改めて実感。「お客様の悩みが解消されて喜ぶ姿や後輩たちの成功が何よりも嬉しい」と自分のこと以上に周りの人に対して、喜びを感じている姿にとても感銘を受けました。今回お話を聞かせてくれた金子さん、ありがとうございました。 <SALON DATA> REDEAL ope./レディアル オペ 埼玉県さいたま市大宮区大門町2-18SGS大門町 1階 URL : https://www.redeal-hair.jp/
サロン史上最速。11ヶ月でスタイリストデビューを果たした中道さんにインタビュー!【後編】
関西に19店舗を構え、およそ250人の個性派スタッフを有する大型サロン「brace」。そのなかでサロン史上初、11ヶ月でスタイリストデビューを果たしたのが、「soin de brace cerne 心斎橋店」で副店長を務める中道さんです。 前回の専門学生時代のお話に引き続き、今回は駆け出し時代のお話をお聞きします。 → 専門学生時代のお話はこちら 〈PROFILE〉 soin de brace cerne 心斎橋店 / スタイリスト 中道智紀さん 2001年鹿児島生まれ。高校卒業後、グラムール美容専門学校への入学を機に大阪へ。在学中に技能五輪全国大会 銅賞をはじめとした数多くの賞を獲得し、braceへ入社。サロン史上最速、11ヶ月でスタイリストデビューを果たし、現在は「soin de brace cerne 心斎橋店」の副店長として活躍中。 Instagram:@to__0723 〈SALON DATA〉 soin de brace cerne 心斎橋店 大阪府大阪市中央区西心斎橋1-12-21 心斎橋サムティビル2F Instagram:@brace.cerne.shinsaibashi braceへの志望動機と入社時に掲げた3つの目標 ――ここからは就職後のお話をお伺いします。まず、なぜ数あるサロンのなかからbraceへ入社されたのですか? カラー技術が高いことが一番の魅力でした。あとはコンセプトがはっきりしているんです。例えば、今なら「美髪」をテーマに掲げ、ヘアケアに注力しているんですが、そういったメリハリのある営業方針にも惹かれていましたね。 ――soin de brace cerne 心斎橋店への入店時の意気込みを教えてください。 「スタイリストとしての最速デビュー」と、売り上げやコンテスト結果などで総合的に判断される「最優秀新人賞」、そして「皆勤賞」の獲得も狙っていました。 そのため、休まないことはもちろんですが、営業終了後の20時や21時から毎日シャンプーやカットの練習をしていました。 成長速度の秘訣は“客観的視点” ――練習量以外に最速デビューの秘訣はありますか? 練習をやり続けた以外に、何も特殊なことはしていないんです。ただ、定期的に先輩に見てもらい、変な癖がつかないように気を付けていましたね。 実は入店して半年後に社内で行われた、ボブのカット検定に連続で落ちてしまったんです。その時は「練習もしているのになんでできないんだ」と、うまくならない理由が分からず、それまでしていた練習も嫌になっていました。そんな時、先輩に指摘してもらい、自分の切り方が自己流になっていて、ボブの膨らみが足りていないことに気が付いたんです。それからですね。自主練のなかに客観的視点を取り入れるようになったのは。 ――では、ボブの検定以降は順調だったのですか? そうですね。ボブ以降はすべて1回で合格しましたし、スタイリストデビュー前に受けたStyling Collection 2022 関西大会では、ウィッグカット レディース部門で優秀賞もいただきました。もし、今も一人で練習を続けていたら、練習量は同じでも結果は違っていたと思います。 ――この経験や考えは後輩にも伝えているのですか? はい。今年から「soin de brace cerne 心斎橋店」の副店長にも任命していただいたので、私個人の目標とは別に、新人の育成にも力を入れています。練習している子がいれば自然と気に掛けるようにもなりましたね。自分の技術や経験はもちろん、外部講習などで得た知識もしっかりと伝えていきたいです。 ――最後に、個人の目標を教えてください。 大きな目標として、コンテストの審査員になりたいと思っています。そのためにはコンテスト実績をさらに積み上げる必要があるので、今も時間のある時はブリーチデザインなどの練習を続けています。 「どうせやるなら」という想いから始まった中道さんの美容師人生。サロン史上最速のスタイリストデビューの裏には、当然の努力と意外な気づきがあったようです。いま壁にぶつかっている人は、中道さんのお話を参考に“客観的視点”を取り入れてみてはいかがでしょうか。
サロン史上最速。11ヶ月でスタイリストデビューを果たした中道さんにインタビュー!【前編】
関西に19店舗を構え、およそ250人の個性派スタッフを有する大型サロン「brace」。そのなかでサロン史上初、11ヶ月でスタイリストデビューを果たしたのが、「soin de brace cerne 心斎橋店」で副店長を務める中道さんです。 今回は中道さんに専門学生時代から駆け出し時代までのお話をお聞きし、その時の心構えや習慣から、最速スタイリストデビューの秘訣をお届けします。 〈PROFILE〉 soin de brace cerne 心斎橋店 / スタイリスト 中道智紀さん 2001年鹿児島生まれ。高校卒業後、グラムール美容専門学校への入学を機に大阪へ。在学中に技能五輪全国大会 銅賞をはじめとした数多くの賞を獲得し、braceへ入社。サロン史上最速、11ヶ月でスタイリストデビューを果たし、現在は「soin de brace cerne 心斎橋店」の副店長として活躍中。 Instagram:@to__0723 〈SALON DATA〉 soin de brace cerne 心斎橋店 大阪府大阪市中央区西心斎橋1-12-21 心斎橋サムティビル2F Instagram:@brace.cerne.shinsaibashi 「どうせやるなら」。その想いで培った技術の土台。 ――まずは美容師を目指したきっかけを教えてください。 高校2年生の時に、地元の美容室で髪を切ってもらっていて、漠然と「かっこいいな」と思ったのがきっかけです。当時はやりたいこともなかったので、この一時の感情にすがるように、「大学へ行くよりもこんな風に手に職をつけよう」と、美容師の道を目指すようになりました。 ――漠然とした気持ちから美容師を目指して、気持ちがぶれることはなかったんですか? それはなかったです。どうせやるなら上を目指したかったので、高校卒業後はコンテスト参加に力を入れている大阪のグラムール美容専門学校への進学を決め、地元の鹿児島を離れて大阪で技術を磨くことにしたんです。 コンテストへの出場経験が過信の抑止力に。 ――在学中にコンテストへは何度出場されたんですか? 明確な回数は覚えていませんが、校内独自のコンテストが2~3か月に1回はありました。また、そこで好成績を修めることができたので、2年生の時には第59回技能五輪全国大会へも選出いただき、そこでは美容部門で銅賞をいただくことができました。 ――おめでとうございます! それぞれのコンテストに向けた準備はしていましたか? 在学中は常に先のコンテストの準備に追われていました。17時に学校の授業が終わると、そのあと毎日数時間コンテストに向けたレッスンを受講していました。はじめの頃はみんな参加していたんですが、時間が経つと熱も冷め、参加者は減っていたと思います。それでも参加するなら良い成績を残したかったので、できる限り受講していましたね。 ――コンテストに参加することで得られたものはありましたか? 当然ですが、練習時間と講評いただける機会が増えます。また、他の参加者の動きを見ることも多くなるので、自分の実力に過信することなく、冷静に自分の技術を見つめ直すことができました。特にカット技術とブローの技術に関しては、基本だからこそ「できている」と勘違いしてしまいがちですが、コンテストに参加していたことで、何度も改善できていたなと思います。 次回は、現在お勤めのbraceへ入社してからのお話をお聞きします!
ヘアメイクの参考に!Instagramの人気投稿をPICK UP #2
<ヘアメイクの参考になる!サロンやスタイリストさんのInstagramまとめ> 日々更新されるトレンドを知っておかなければいけない美容師にとって大切なのが、情報収集。特にInstagramは、全国のサロンやスタイリスト、モデルさんがたくさんの写真を上げているので、毎日のチェックが欠かせません。 この記事では、AM-YU厳選の人気投稿をInstagramからピックアップ。アイデアの参考に、チェックしてみてください。
世界最大級のヘアデザインコンテスト「WELLA TRENDVISION award 2023 AREA HEATS大阪」レポ【後編】
ウエラ プロフェッショナル(HFCプレステージジャパン合同会社)が主催する世界最大級のヘアデザインコンテスト「WELLA TRENDVISION award」が今年も開催! 11月の本戦を前に、9月には大阪にて「AREA HEATS大阪」(西日本エリア予選)が行われると聞き、AM-YUが潜入しました! 激戦の模様を、前編・後編に分けてレポートします。 続いて、競技者インタビューとモデルショーアップの様子、そして審査結果発表の模様をお送りする【後編】です。 →【前編】はこちら 熱戦後の競技者インタビュー 45分間の競技が終了すると、インタビュータイムへ。司会者の方が51名の競技者一人ずつに対して、「競技を終えた感想」「デザインのポイント」「オーナーやスタッフへの一言」を聞いていきます。 皆さん「あっという間だったけど楽しんでできた」「やれることはやった」「練習でやってきたことを本番でできた」「思い通り精一杯やれた」「自分の力を出し切った」「昨年悔しい思いをして、一年間頑張ってきたものをぶつけられた」など、全力を出し切って晴れやかな様子。 デザインについては「モデルへの似合わせを一番に」「衣装にもこだわった」「トータルの世界観を意識した」「できるだけシンプルに」「新しいスタイルづくりを目指した」など、それぞれのポイントを説明します。 そして、この日までサポートしてくれた仲間へは「これまで協力してくれてありがとう」「おかげで精一杯頑張れました」「今日までたくさんアドバイスをいただいて感謝しています」「夜遅くまで仕込みを手伝ってくれてありがとう」など、感謝の気持ちを伝えていました。 ▲皆さん緊張から解放されて、良い笑顔。お疲れ様でした! 華やかなモデルショーアップ インタビューを終えると、競技者は自分の定位置へ。続いて、一旦退場していたモデルが再び入場してくるのを迎えます。 正面から一人ずつ、フロアを一周する形で入場する様は、さながらヘアショーのよう。先程まで熱戦が繰り広げられていた会場が、瞬く間にステージへと変わります。 ▲中央の通路がランウェイに。個性豊かなモデルさんたちが颯爽と歩きます お待ちかねの審査結果発表 競技者とモデルが定位置に揃うと、いよいよ審査結果発表へ。 審査員は、TONI&GUY JAPANの雑賀英敏氏、Nicole.の西村晃一氏、D.C.T.の松木宏紀氏の3名です。 皆さんまずは、「すごくエキサイティングな時間だった」「色が本当にきれいだった」「10年前より楽しそうに取り組んでいる方が増えて良かった」「チームとしての力、表現力がカッコいいと思いながら見ていた」「10年前よりカラー、衣装、モデルのクオリティもアップしている」と競技者の方々を激励。 その上で「シンプルな中に一つエッジを利かせるのがトレンドビジョン」「なぜこのモデルにこの色、髪型、衣装、メイクなのか自問自答して。トータルでグッとくる作品が上位になる」「負けたら悔しさをどう糧にするかが大切」など、審査のポイントや今後についてのアドバイスを話されました。 ▲審査員3名の言葉をしっかりと受け止める競技者の皆さん そして、栄えあるエリアファイナリストの発表へ。 見事14名の方が選ばれ、「THE FINAL」への出場権を手にしました! ▲緊張の瞬間 ▲名前が呼ばれる度に歓声が沸き上がります ▲応援に駆け付けた仲間たちも歓喜の瞬間です ▲14組の皆さん、おめでとうございます! 「THE FINAL」進出者の方々の作品は下記ページをチェック! https://trendvision.jp/thefinal_2023/ 今年も熱い戦いが繰り広げられた「AREA HEATS大阪」。 11月7日(火)にはいよいよ、東京で最終決戦「THE FINAL」が行われます。頂点に輝くのは誰なのか? ぜひお見逃しなく!! ---------------------------------------------------------------------- 「WELLA TRENDVISION award」の詳細はコチラ↓ https://trendvision.jp/
世界最大級のヘアデザインコンテスト「WELLA TRENDVISION award 2023 AREA HEATS大阪」レポ【前編】
ウエラ プロフェッショナル(HFCプレステージジャパン合同会社)が主催する世界最大級のヘアデザインコンテスト「WELLA TRENDVISION award」が今年も開催! 11月の本戦を前に、9月には大阪にて「AREA HEATS大阪」(西日本エリア予選)が行われると聞き、AM-YUが潜入しました! 激戦の模様を、前編・後編に分けてレポートします。 まずは、コンテストの概要や競技風景をお届けする【前編】です。 「WELLA TRENDVISION award」とは? 「WELLA TRENDVISION award」とは、プロ用ヘア化粧品のグローバルブランドであるウエラ プロフェッショナル(HFCプレステージジャパン合同会社)が2002年より毎年開催している、世界最大級のヘアデザインコンテスト。日々トレンドを創り続ける全国各地のスタイリストたちが高みを目指して挑み、技術とセンスを競い合います。 今年開催の「WELLA TRENDVISION award 2023」は、今年新設された「CREATIVE AWARD」と「REAL STYLE AWARD」の2部門構成。 “ただひとつのトレンドを創る”と掲げられた「CREATIVE AWARD」は、世界の最先端を行く、刺激的で革新性のある作品が対象。卓越した技術と経験による、上質さと斬新さを兼ね備えたオンリーワンのスタイルで競います。 一方、“リアルトレンドを魅せる”と掲げられた「REAL STYLE AWARD」は、今のトレンドを捉えた、旬でリアルなスタイルを追求した作品が対象。街を華やかに彩り、人々を魅了するトレンドスタイルで競います。 いずれの部門も3月~5月に作品募集を行い、一次審査(フォト審査)を実施。「CREATIVE AWARD」については一次審査通過者を対象に、二次審査(モデル競技審査)が実施されました。この二次審査は「AREA HEATS」と題し、8月に東京、9月に大阪で実施。東日本・西日本の各エリア予選として、有観客で大々的に開催されました。 そして、来たる11月7日(火)に開催されるのが、ファイナリストたちの最終決戦「THE FINAL」です。 西日本エリア予選「AREA HEATS大阪」に潜入! AM-YUが潜入したのは、9月4日に大阪で行われた「AREA HEATS 大阪」。会場となったのは「マイドーム大阪」です。 ▲受付の様子。WELLAの注目アイテムも間近に見られます 定刻になると、西日本エリアの競技者51名が入場。意気込みコメントと共に一人ずつ紹介されます。リラックスされている方、緊張の面持ちの方、ワクワク感が伝わってくる方、さまざまです。 全員が定位置に着くと、早速競技開始! 制限時間45分でスタイルを作り上げていきます。 ドライのダウンスタイルからスタートすること、全体を2cm以上カットすることがルール。最終的に仕上がったスタイルについて、デザイン、ボリューム、カラー、バランスなどを基準に審査されます。 ▲51名の競技者たちが全集中! 独特の空気感と華麗な手さばきに圧倒されます ▲観客は競技の様子を四方から自由に見学OK。すぐそばで見られる臨場感がたまりません この日の模様は、インスタライブでも配信。「頑張って!」「楽しんで!」など、競技中に届いた仲間や友人からの応援コメントを司会者の方が読み上げ、さらに場を盛り上げます。 ▲真剣な表情の合間に、時折笑顔が見られることも。チーム全員でこの瞬間を楽しんでいることが伝わってきます そして、あっという間の45分が終了。 次回【後編】では、続いて行われた競技者インタビューとモデルショーアップの様子、そして審査結果発表の模様をお送りします。 ---------------------------------------------------------------------- 「WELLA TRENDVISION award」の詳細はコチラ↓ https://trendvision.jp/
日本最大級!? 学生による圧巻のステージショー「ベルェベルコレクション2023」レポ【後編】
毎年夏、美容専門学校ベルェベルが行う学生ショー「ベルェベルコレクション」がスゴイらしい! との噂を聞きつけて、今年の開催現場にAM-YUが突撃!! 圧巻の規模を誇るショーの模様を、前編・後編に分けてレポートします。 続いて、各チームのステージ、そして審査結果発表の模様をお送りする【後編】です。 →【前編】はこちら ※公開後リンク設定します。 学生ショー「CREATORS COLLECTION」前半戦 オープニングに続き、学生チームによるショーがスタート。「CREATORS COLLECTION」と銘打たれた各組のステージは2部構成で、まずは前半戦として4組が登場します。 持ち時間は1組あたり約5分。ヘアメイクや衣装はもちろん、構成も全て学生自らが考案したものなのだとか。いったいどんなショーを見せてくれるのでしょうか。 トップバッターは「kapono」。テーマは「oneself」です。 続いて2番手は「infini」。テーマは「雲外蒼天」です。 噂に違わず圧巻のクオリティ! 一気に幻想的な世界へ引き込まれます。 それぞれパフォーマンスや映像、BGMも工夫し、トータルで世界観を構築。モデルを引き立てるパフォーマーも、学生が好演しています。 また、途中ステージ上でヘアメイク&衣装チェンジが行われることで、大きく印象が変化。5分間通してさまざまな表情に魅せられます。 続いて3番手は「for te toi」。テーマは「RE:」です。 続いて前半戦ラスト、4番手の「意気」。テーマは「刺青」です。 神秘的だったり、ちょっとダークだったり、一転してポップ&キュートだったり。世界観は四者四様。ただただ圧倒されるままに、前半戦が終了です。 学生ショー「CREATORS COLLECTION」後半戦 続いて後半戦に突入。残り4組が登場します。 まず1番手は「Seaholy」。テーマは「Ring」です。 続いて2番手は「久圜」。テーマは「Is it necessary」です。 続いて3番手は「warrior」。テーマは「Be yourself」です。 続いて後半戦ラスト、4番手の「NOVAFORCE」。テーマは「Shine in my color-私色で輝け―」です。 カラフルに、煌びやかに、妖艶に。前半戦に続き、個性豊かな4組のステージは見ごたえたっぷり。興奮と感動が冷めやらぬまま、後半戦終了です。 栄えある優勝チームは!? 感動のフィナーレ こうして、今回のコレクションテーマ「カラー」をベースに、全8組がそれぞれの世界を力いっぱいに表現。いよいよこの後、審査結果の発表です。 ▲全チームがステージ上へ MCの方が高らかに「ベルェベルコレクション2023優勝チームは……」と告げると、静まり返る会場。緊張感が走ります。 そして、名前が呼ばれたのは「infini」! 前半戦の2番手だったチームです。 ▲驚きの後、大きな歓声を上げるチームメンバー チームが所属する神戸ベルェベル美容専門学校の千葉校長より、賞状と記念品を授与。さらに、「8組とも全て、こだわりをもった作品・パフォーマンスを披露してくれて、審査は非常に難航しました。その中でも、いろんな人の想い、細部へのこだわりが一つリードしていたチームがinfini。努力が実を結んだと思います。おめでとう!」とお祝いの言葉が贈られました。 ▲infini、やりました! チームリーダーは「めちゃくちゃ嬉しい! この3か月、20人の仲間と過ごした時間が実を結びました。今日ステージに上がったモデル、技術者、パフォーマーだけではなく、裏にはたくさんの仲間がいて、そんな皆にはもちろん、応援してくれた同級生や家族にも感謝でいっぱいです。ここまで色々あったけど、一生心に残る思い出ができました」とコメント。皆さんの溢れる涙や笑顔が今までの努力を物語っているようで、見ているこちらも胸が熱くなりました。 ▲優勝おめでとうございます! そして、銀テープが舞い散る中エンディング。盛大な拍手に包まれて、ベルコレ2023は幕を閉じました。 ▲皆さんお疲れ様でした!! 学びの集大成ともいえる、学生たちのクリエイションが炸裂した1日。これから皆さんプロとなり、美容・ブライダル業界に新風を巻き起こしてくれることでしょう。今後の学生たちのさらなる活躍、そして来年のベルコレ2024に乞うご期待! -------------------------------------------------------------------------------- 「ベルェベルコレクション2023」公式サイトはコチラ↓ https://www.belebel.ac.jp/belebelcollection2023.php
日本最大級!? 学生による圧巻のステージショー「ベルェベルコレクション2023」レポ【前編】
毎年夏、美容専門学校ベルェベルが行う学生ショー「ベルェベルコレクション」がスゴイらしい! との噂を聞きつけて、今年の開催現場にAM-YUが突撃!! 圧巻の規模を誇るショーの模様を、前編・後編に分けてレポートします。 まずは、ショーの概要やオープニングの模様をお送りする【前編】です。 噂の学生ショー「ベルェベルコレクション」とは? 「ベルェベルコレクション」(以下、ベルコレ)とは、大阪ベルェベル美容専門学校、神戸ベルェベル美容専門学校、大阪ベルェベルビューティ&ブライダル専門学校が合同で行うヘアメイク&ファッションショー。ヘア、メイク、ネイル、ブライダルなどを学ぶ学生が年に一度集結し、チームごとに個性溢れるステージを繰り広げます。 例年アリーナクラスの大きな会場を貸し切って開催。各校の在校生と保護者、進学を検討している高校生など数千人の観客が来場する一大イベントとなっています。 規模もさることながら、ショーのクオリティにも定評あり。出演できるのは各学科の卒業年次生による選抜チーム8組のみとあって、各校トップクラスの技術が注ぎ込まれたステージとなっています。 プロ顔負けの壮大なスケールと完成度の高さから、ベルコレは日本最大級の学生ショーと謳われているのです。 ベルコレ2023に潜入! 今年のベルコレは、2023年7月28日に開催。会場は大阪・難波のエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育館)です。 ▲最大1万2千人収容可能な大規模アリーナ! 果たして噂の真相はいかに!? 筆者、初めてのベルコレに突撃です! 会場に一歩足を踏み入れると、早速AM-YUスタッフ一同思わず「おぉー!!」と声が。想像の何倍も大きいステージが設営され、プロ仕様の照明・音響機材&スタッフがスタンバイしているではありませんか。あまりにも本格的な空間に、早くも学生ショーのイメージが覆されます。 ▲まず目に飛び込んでくる景色がコレ。観客の皆さんからも入場とともに驚きの声が沸き起こります アリーナにもスタンドにもたくさんの観客が。アイドルのコンサートさながら、ペンライトやお手製うちわを振る様子も見られます。 ベルコレは、学生にとって憧れの舞台の一つ。皆さん1年生の時から出演を目標に励み、卒業年になると自ら仲間を集めてチームを組んで、学内オーディションに挑みます。何か月も前から準備を重ね、切磋琢磨してきた学生たちにとって、今日は見事激戦を勝ち抜いた同級生の晴れ舞台。自然と応援にも熱が入ります。 ▲同級生や先輩に声援を送る在校生たち さらに、ベルコレでは各組のステージを、3校の校長をはじめとした審査員が採点。ショーのラストに優勝チームが発表されます。出演学生にとっては互いの技術を競い合って頂点を決めるコンテスト決勝戦の意味合いも強く、絶対に負けられない戦いなのです。 華やかな幕開けを飾るオープニングショー 定刻となり、いよいよ今年のベルコレがスタート。まずはオープニングショーです。 ベルコレには毎年テーマがあり、今年は「カラー」。テーマに沿って、カラフルな衣装を身にまとったモデルがステージを練り歩きます。 ▲ピンク、パープル、グリーン、ブルー、レッドの世界を表現したステージ この5色のドレス、実は今年度の学校案内パンフレット撮影のためにプロのスタイリストが制作した衣装を、学生たちがリメイクしたものなのだとか。プロに引けを取らないスタイリングです! ▲衣装とヘアメイクを手掛けたブライダルスタイリスト科3年生の皆さん 華やかなオープニングショーが終わり、いよいよ本編へ。 次回【後編】では、各チームのステージ、そして審査結果発表の模様をお送りします。 -------------------------------------------------------------------------------- 「ベルェベルコレクション2023」公式サイトはコチラ↓ https://www.belebel.ac.jp/belebelcollection2023.php
理美容学生の甲子園!「第15回 全国理容美容学生技術大会 大阪地区大会」レポ【後編】
全国の理美容学生が技術を競う「全国理容美容学生技術大会」。通称「理美容甲子園」と呼ばれる、理美容学生にとって夢の舞台です。2023年7月、第15回全国大会への出場をかけて行われた大阪地区大会の現場にAM-YUが潜入! アツい真夏の決戦を、前編・中編・後編に分けてレポートします!! ラストは、任意種目の競技風景、表彰式の模様をお送りする【後編】です。 →【前編】はこちら →【中編】はこちら 競技レポート~任意種目~ 競技レポートもいよいよ大詰め。最後に、前編でご紹介した通り、全国大会までつながる本種目とは別に、地区大会のみで実施される任意種目の競技風景をお届けします。 当日、実際に現場で技術を競うのは、ワインディング、チャレンジヘア、オールウェーブセッティングの3種目です。 ▲まずはワインディング。競技時間は20分 ▲きれいに完成 ▲続いてチャレンジヘア。競技時間は40分 ▲学生さんたちの創造力&技術力に脱帽です ▲並行してオールウェーブセッティング。競技時間は25分 ▲ピシっと仕上がっています 一方、アートマスクとネイルチップアートは、事前に応募された作品が場内に掲示され、審査されるスタイルです。 ▲宇宙、花束、プリンセス、花嫁、妖精、太陽と月、ゴージャス等々、さまざまなテーマでつくられています ▲芸術性の高さに驚かされるばかり。観客からも「スゴイ!」「この髪色にしてみたい!」と声が上がります ▲夏空、サーカス、動物園、世界旅行、日本の美、ポップ、メルヘン等々、こちらも多彩なテーマで自由に展開 ▲それぞれの個性が炸裂! 任意種目もかなりの盛り上がり。これまでのトレーニングで培ってきた高い技術力、素晴らしかったです。 優秀賞は誰の手に!? ドキドキの表彰式 こうして、2時間にわたり繰り広げられた競技が終了。審査の後は、お待ちかねの表彰式です。 本種目については、理容部門は各種目の優秀賞1~2名と敢闘賞2~4名、美容部門は各種目の優秀賞2~3名と敢闘賞4~8名、ネイルアート部門は優秀賞2名と敢闘賞6名、ヘアデザイン画部門は優秀賞10名と敢闘賞5名が表彰されます。 任意種目については、各種目の最優秀賞1名と優秀賞3~4名の表彰です。 本種目でそれぞれ優秀賞に選ばれた選手は、全国大会へ出場! 誰がその栄光を勝ち取るのか? ただならぬ緊張感の中、名前が呼びあげられる度に、場内は大きな歓声に包まれました。 ▲受賞者には表彰状とトロフィーを授与 ▲笑顔も涙も。いろんな感情が入り乱れる感動の表彰式 ▲仲間と健闘を称えあう姿が眩しいッ かくして、理美容学生たちのアツい夏の1日が終了。見事受賞された皆さんも、惜しくも受賞を逃した皆さんも、本当にお疲れ様でした! 正に青春の1ページ。競技に臨む真剣な眼差し、仲間に贈る熱い声援、喜びや悔しさを爆発させる姿、どれもキラキラ輝いていました。 まだまだ全国各地で熱戦が続く地区大会。そして全国大会の動向をお見逃しなく! --------------------------------------------------------------------------------------------------------- 「第15回 全国理容美容学生技術大会」の詳細は下記ホームページをチェック↓ http://www.ribifesta.jp/
理美容学生の甲子園!「第15回 全国理容美容学生技術大会 大阪地区大会」レポ【中編】
全国の理美容学生が技術を競う「全国理容美容学生技術大会」。通称「理美容甲子園」と呼ばれる、理美容学生にとって夢の舞台です。2023年7月、第15回全国大会への出場をかけて行われた大阪地区大会の現場にAM-YUが潜入! アツい真夏の決戦を、前編・中編・後編に分けてレポートします!! 続いて、美容部門、ネイルアート部門、ヘアデザイン画部門の競技風景をお送りする【中編】です。 →【前編】はこちら 競技レポート~美容部門~ 美容部門も、まずはワインディングから。理容部門とは違い、“多目的”という意味を持つ「オールパーパス」というスタイルをつくります。規定のロッド配列であるか? 輪ゴムが正しくかけられているか? 毛髪が均等に広げられているか? といった点が審査されます。 ▲競技時間は20分 ▲美しく仕上がっています ワインディングを横目に、まつ毛エクステンションも同時進行。フェイスマネキンの左目にはエクステンションを装着、右目には適正な位置にテーピングを施します。総体的な仕上がりやバランスなどが審査ポイントになります。 ▲こちらも競技時間は20分 ▲繊細さが問われます 続いて、アップスタイル。長さのある髪をまとめあげます。独創性とファッション性はもちろん、ウイッグに施したヘアカラーやメイクとの調和などが審査されます。 ▲競技時間は30分 ▲個性的な作品ばかり! 最後は、カット。段差のあるヘアスタイル「グラデーションボブ」をつくります。重要なのは毛束を引き出す場所と角度。正確なカットによって、段差がきれいにつながっているか審査されます。 ▲競技時間は20分 ▲カットの正確性はいかに!? 競技レポート~ネイルアート部門~ ネイルアート部門は1種目。毎年掲げられるテーマに沿って、親指から小指まで5枚のネイルチップに、アクリル絵の具でフラットアートを施します。今年のテーマは「煌めき」。繊細な技術とデザイン性が審査されます。 ▲競技時間は40分 ▲小さなキャンバスに「煌めき」の世界を表現 競技レポート~ヘアデザイン画部門~ ヘアデザイン画部門は、事前に応募されたデザイン画が場内に掲示され、審査されるスタイル。こちらも毎年掲げられるテーマに沿って作品がつくられます。今年のテーマは、ネイルアートと同じく「煌めき」。テーマに沿っているかに加えて、デザイン画としての技術性、独創性が審査されます。 ▲趣向を凝らしたデザイン画がズラリ 多彩な美容技術の数々は見ごたえたっぷり。皆さんの日頃の努力の成果、しっかりと拝見させてもらいました。 次回【後編】では、任意種目の競技風景、表彰式の模様をお送りします。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------- 「第15回 全国理容美容学生技術大会」の詳細は下記ホームページをチェック↓ http://www.ribifesta.jp/