New sence 新しい動きで魅せる美容室が併設された複合施設【PARK LANE ICI編】
33歳という若さで『HAIR ICI(ヘアーアイス)』の社長に就任し、“人が宝”を根底に個性を活かした組織づくりに励む丹羽健太さん。同サロンにとって初挑戦となる複合施設が誕生したと聞き、お話を伺いました。 名古屋・栄にあるセントラルパークの東側にオープンした『PARK LANE ICI(パークレーンアイス)』は、いつも新しい“何か”と出会える複合施設なんです。 同施設内に併設するヘアサロン『yéven(イヴェン)』。「さらに ずっと いっそう」という意味と、お客様への衣食住・美を通して、より輝かしく、人生を豊かに、という想いが込められています。 ここでは、ヘアサロン以外にアパレル、インテリア、スタンドカフェ、植物などを堪能できます。 (手前)HUUKUによるセレクトショップ「Who」、(奥)TAIYOFLOWERによる植物と、憩いの場となる「ICOI」。 ミスズコーヒー商会が焙煎したオリジナルブレンドや、BIG BABY ICECREAMを味わうことができる「コーヒーとアイス」。 サロンワークの他、今までイベントを開催してきたことで繋がりができ、協力的なパートナーと出会えたタイミングで「衣食住美」というコンセプトの具現化に向けて始動。長い年月を経てついに実現しました。「髪を切るだけで終わりたくない。その人(お客様)の生活を豊かにするお手伝いができたら」と、丹羽さん。 地下駐車場の名残がありつつも、外にいるかのよう。隣接する公園までの“細道”の意味を込めて屋号に“LANE”を使用したんだとか。設計を手がけた竹内雅貴さんは「道(LANE)を歩くと季節や時期によって風景が変わっていくように、常に移ろうような見え方になるように、というのを意識しました」と、こだわりを語る。 最後に丹羽さんより一言。「他業種のことに対しても時間を使うことになる。つまり、そういうのが好きな子が入ってくるので、良い相乗効果が生まれてくるのかなと思う。みんながある程度納得できて、その上で同じ方向を向いてやれる環境づくりは結構大事。最適化を図りながらつくっていきます」。 髪を切りにくる人。コーヒーだけ飲みにくる人。ちょっとインテリアを見にくる人。さまざまな人が行き交うことで新しいカルチャーが創出されるかもしれません。 <SALON DATA> PARK LANE ICI/パークレーンアイス 名古屋市中区栄5丁目19-31 B1 HP:https://hair-ici.com Instagram : parklane_ici
教えて!海外のトレンドって? -ヘアスタイル編-
みなさんはヘアスタイルをオーダーする際、どのようなものをイメージソースにしていますか? 好きなアーティストのスタイルを真似たり、雑誌の誌面を見せたり、Instagramでチェックしたスタイルを提示したり。あらゆるスタイルサンプルがあふれる中、海外でトレンドのリアルなヘアも参考の一つにしてみては? セレブやモデルの髪型ではなく、ストリートに根付いたスタイルをオランダで活躍中のヘアアーティストのHAKAHさんにお聞きしました。 「ヨーロッパの人たちはメディアの力に頼ることなく、好きな雑誌や広告を見ている傾向にありますね。日本ではオーダーがあればクリクリのカールでも縮毛矯正などを施し、その人の毛質では寄せ付けにくいヘアスタイルに仕上げようとしますよね。海外では本来の髪質に沿ってナチュラルなスタイルを楽しむ人が多いんです」と言うHAKAHさん。 「自然体のスタイルを基本としつつも、よりストレートを活かしたい人は“マレット”、万国共通かもしれませんが小顔効果を狙いたい方なら“姫カット”の両極端に分かれています」。“マレット”は日本では70年代から80年代にかけて流行し、前髪とトップが短くてサイドを刈り上げ、襟足部分だけを長く残すウルフに近いスタイル」。 「一方の“姫カット”は顔まわりに毛量を残しつつ、段差を付けるなどしてカット。視線を散らすことで顔をより小さく見せる効果を演出している。「日本で人気が巻き起こっているKポップアイドルのヘアスタイルも、海外でももちろん注目を集めていますよ。でも、日本と違ってそのスタイルは大多数の中にある一つのジャンル。より広い視野を持っている海外の人たちのように、自分自身と向き合って自由なヘアスタイルを楽しんでください」。 HAKAH 2019年から活動の場をオランダへ。ヘッドプロップの制作やヘアデザインにまつわるクリエーションに携わり、現地で企業を立ち上げてオリジナルのヘアオイルをプロデュース。 Instagarm:@hakahair