美容師さんにありがちなのが年齢不詳なところ。ベテランなのにめっちゃ若く見えたり、新人なのにヒゲとか伸ばしてるからめっちゃ貫禄あったりなどなど。アパレルのスタッフさんもそうですが、この業界ではよくあることですね（笑）。でも、一番困るのはお客様かもしれません。変に気を使わせていることは、かなりあると思います。

美容師をしているとカラー剤を使う作業が結構あります。カラー剤を使うと爪が真っ黒になります。そんな爪でお客様の対応をしていると「男性でもネイルされるんですね〜」って言われがち。最近は、男性でもネイルをするファッションが流行としてはありますが、そんなに流行を追うタイプではないんですけど的な美容師は困りますね。

美容道具専売店（岡本商会）へ休みの日に買い出しへ。 岡本商会の店員さんはお客様の事を「先生!」と呼びます。25歳くらいのときに「先生!」って呼ばれると、どういう感情の顔で、どういうリアクションをとればいいのかわかりませんでした（笑）。余談ですが、昔の世代のお客様はスタイリストのことを「先生!」と呼んでいました。

毎日のサロンワークをマンネリ化させないためにも、オシャレをすることは気分が高揚するのでとても重要なことなんです。だから、新品の服を卸した日は特にウキウキ。そんな日に限って白髪染めorブリーチワークが大量に入ることがよくあります。結果、服が汚れるという。 せっかくのウキウキモードからゲンナリモードになります。

肌寒くなると増えるのがプルオーバーのパーカーを着てこられるお客様。どうしてもフード部分がカット時に邪魔をしてくるんですよね。特にショートヘアの女性やメンズの刈り上げはカットがしにくい。ゆるっとカジュアルにキマるパーカーは大好きなんで、パーカー自体には罪はありません。ただ、ヘアカットとの相性は良くないですね（笑）。

お客様の髪の毛を施術中、鏡に映った我々美容師を見たお客様がよく言ってこられる「お姉さんって左利きなんですね?」というセリフ。「あっ! 鏡に映ってるので逆です。右利きですよ」というくだりをいつまでやるのやら・・・。左利きに憧れはあって嫌ではないセリフなんですが、どうせバレるのでいつも通りの返事をしてしまいます。

お客様からいただいた差し入れを休憩室に持って行き、スタッフへ「◯◯さんからの差し入れだからお礼言っといてねー」と伝えて出て、自分がそのお客様を担当した後、休憩室に戻ると差し入れが一つも残って無かった・・・。美容師にとっての貴重な休憩時間に、ひと時の癒しを与えてくれる差し入れは奪い合いですね（笑）。