美容アイテム&トレンドが集結した「ビューティーワールド ジャパン 東京」を編集部がレポート!【後編】
15日~17日まで、東京ビッグサイトで開催された「ビューティーワールド ジャパン 東京」。美容やエステティック、健康などの最新アイテム、サービス、技術が一同に集結し、目の前で体感できる見本市です。 今年は、過去最多の800社を超える出展がありました。そんな国内外の美容トレンドが集まる大規模見本市に、AM-YU編集部が潜入! サロンワークに活かせる話題のヘアケア商品や美容機器、一流講師陣のセミナーなど、盛りだくさんな内容を「前編・中編・後編」の3本立てでご紹介します。 続いては【後編】のご紹介です。 →【前編】はコチラ →【中編】はコチラ ステージではバーバースタイルバトルやオーナー向けセミナーも 会場のヘアゾーン内にはステージがあり、トップクラスの美容師・理容師による各種セミナーやトークショーが行われました。 AM-YU編集部が取材した日は、女性理美容師によるバーバースタイルのコンテスト「The Barberella Japan」が開催されました。最先端のバーバースタイルを創り上げるカット技術や、クオリティの高いスタイリングを、解説付きで見ることができ、会場は興奮に包まれました。 APACHE川上昌博さんらを講師に迎え、6名がバトル。1~3位まで、3名の女性バーバレラが選ばれました。 サロンオーナー向けセミナーでは、Land代表取締役 吉田牧人さん、fifthグループCMO 木村允人さんが登壇。急成長し続けている秘訣、売上を伸ばすために行っていることなど、美容師やサロンオーナーにとって、今すぐ実践できる考え方が詰まったトークセミナーとなりました。 特にどのサロンでも課題となるのが、スタッフのスピード教育。スタッフのモチベーションを高めるために、「組織のリーダーはクリティカルシンキングができ、ロジカルにスタッフに発言できることも大事」と、Londの吉田さん。未来の美容師を育てるための働き方や環境づくり、組織づくり、経営のポイントに至るまで、お話してくれました。 最新ビューティーをチェック! 「コスメティック&美容機器ゾーン」 ヘア関連のほかにも、コスメティックゾーンもチェックしました。女性ならば誰もが気になるエイジングケア商品や、進化したハイテク美容機器などをリアル体験してきました。 タカラベルモントの全身トリートメント機器 創業100年を超えるのタカラベルモントのブースでは、サロン専用のトリートメント機器について取材しました。顔からボディまで全身使える機器で、特長的な3つの機能を組み合わせて搭載。 微弱超音波によって部分アプローチが可能になった「超音波517kHz」、今までの低周波とは異なる「M3 wave(エムキューブ ウェーブ)」、高出力のLEDといった機能を持たせて、より自然な方法でトリートメントができます。 2022年に登場したヒゲモード付の脱毛機も人気です。ヘアカットと同時に手入れをできる、理美容サロンでの導入が増えているそうです。 LED美顔器で“光を浴びる”という新しい美容習慣 美容機器ゾーンで気になったのがLEDを使った美顔器。ハスラックが手掛ける「Exidéal Deux(エクスイディアル ドゥ)」という美容機器で、LEDによる光の効果で美しさを引き出します。 280個のLEDが搭載され、目的別に青、黄、赤、近赤外線の4波長が複雑にプログラミングされています。キメ・ハリ、思春期肌、肌荒れ・乾燥肌、輝き肌、頭皮ケアの5つのプログラムからその日の肌悩みに合わせて選択が可能。 施術中は目を閉じて5~10分程度、光を浴びるだけなので、スキンケア後の夜のリラックスタイムにもGood! 美しさはお口から! 漢方と西洋ハーブを厳選したデンタル美容液 続いて取材したのは、青山高橋矯正歯科医院がプロデュースした、デンタル美容液「Rupika(るぴか)」。オウバクエキスという漢方の植物エキスと西洋ハーブから作られたお口ケア専用のジェルです。 ジェルを指にとり、マッサージするようにお口の中に行き渡らせます。不思議と歯がつるつるになり、嫌なベタベタ感もありません。歯茎のアンチエイジングにも役立つそうです。「肌だけでなくお口の中からも美容ケアする時代」と教えていただきました! 3STEPの専用クリームで美しいボディラインを作る 最後に訪れたのはボディケア用の「NONF(ノンエフ)」を手掛けるマッコイ。筋膜リリースの元祖ともいわれ、このボディケアクリームと手技を組み合わせたサロン施術を行っています。 理想的なボディメイクをかなえる「NONF(ノンエフ)」は、2005年の創業からのメイン商品です。 スリムな体に導く3TEPとして、1つ目はほぐしてゆるめる、2つ目は水太りやむくみを流す、3つ目はボディラインを引き締めてキープするといった目的に合わせたクリームを使用。 ボディメイクのためには、ひとつだけでなく全身の巡りや老廃物の排出、脂肪、筋肉などのすべてを順番に整えていくことが大事だと痛感しました。 3日間にわたり過去最大規模で開催された「ビューティーワールド ジャパン 東京」。業界や美容好きの間で話題となっているヘアケア商品や、テクノロジーを駆使した新しい美容機器など、さまざまなアイテム、サービスに出会うことができました。日々のサロンワークやセルフケアに取り入れたい商品があれば、ぜひチェックを!
美容アイテム&トレンドが集結した「ビューティーワールド ジャパン 東京」を編集部がレポート!【中編】
5月15日~17日まで、東京ビッグサイトで開催された「ビューティーワールド ジャパン 東京」。美容やエステティック、健康などの最新アイテム、サービス、技術が一同に集結し、目の前で体感できる見本市です。 今年は、過去最多の800社を超える出展がありました。そんな国内外の美容トレンドが集まる大規模見本市に、AM-YU編集部が潜入! サロンワークに活かせる話題のヘアケア商品や美容機器、一流講師陣のセミナーなど、盛りだくさんな内容を「前編・中編・後編」の3本立てでご紹介します。 続いては【中編】のご紹介です。 →【前編】はコチラ 売上アップにつながるケラチントリートメントが韓国で大人気 体験している女性が多かったオーガニックのトリートメントブランド「NATURIA」を取材。 アジア6か国で人気拡大中という“1剤完結トリートメント”です。韓国では、なんと5軒に1軒のサロンに導入され、知らない美容師はいないほど有名なんだとか! メイン商材の「NATURIA extra WAVE」は、7種類の植物性ケラチンと羊毛ケラチンを微粒子状に構成して、髪質改善をかなえるケラチントリートメント。特に、ダメージ、くせ毛、うねりの改善に効果的です。 2剤、3剤使うことなく、シャンプーのあとはこれ1本でOK! たった5席のサロンで、トリートメントを導入して1000万円の売上につながった実績も。1本で80~100人分は使えるので、利益率アップにも貢献してくれるトリートメントです。体験した女性たちも、手触りの変化によろこんでいる様子が伝わってきました! ヘアアイロンから鼻毛用ワックスまで扱う理美容雑貨メーカー デンマンブラシ日本総代理店でオリジナルブランド「アイビル」のヘアアイロンなどを手掛ける理美容雑貨メーカー「トリコ インダストリーズ」をチェック。 アイビルのヘアアイロンは、機能性や使いやすさ、軽さなども異なる豊富な種類を、触りながら体験できました。 特におすすめしたいのが、びっくりするほど軽い「アイビル D2アイロン」。32mmのアイロンで、わずか約340g。1日に何回使っても腕や首・肩が疲れにくい、うれしい軽さです。 ここ数年でサロン導入が増えているとお聞きしたのが、「サボテンノーズワックス」という鼻毛専用ワックスです。気づかないうちにマスクの下で伸びてくる鼻毛を、定期的なヘアカットとあわせてサロンでケアする人が増えているそうです。 AM-YU編集部の男性スタッフが体験しました。温めたワックスを、片鼻ずつ挿入。固まるまで待ち、根元をしっかりホールドして引き抜きます。 一時的な衝撃は感じるものの、「一気に鼻の中がすっきりした感じ」と男性スタッフ。カラーやパーマの施術中に3分で終わる鼻毛ケアが、男性のみならず女性にも人気のようです! 農業用に開発されたナノバブルシステムがサロンで評判に! 続いて紹介するのは、理美容サロン向けのナノバブルシステム「marbb(マーブ)」です。 水に空気を混合させてナノバブルを発生させるシステムで、超微細な気泡が汚れを吸着、除去するというもの。 取材でお聞きして驚いたのは、当初は農業用として開発された製品であること。毛髪や頭皮の汚れを洗い流す力がすごい! と評判になり、全国の美容サロンへ続々と導入されたそうです。 「marbb(マーブ)」は、シャンプー台3つに対して1つを設置します。ペダルを踏むだけで高濃度のバブルが発生。こすらなくても汚れを浮かせて落とすだけでなく、薬剤の浸透をサポートしたり、ドライ時間を短縮させたりといったメリットも。 オイルやトリートメントでプラスする前に、バブルのパワーで汚れを落として美しいヘアに導く。そんな“引き算”のヘアケアがかなう、新しいシステムです。 ビューティーワールド ジャパン 東京 レポート【後半】もお楽しみに‼
美容アイテム&トレンドが集結した「ビューティーワールド ジャパン 東京」を編集部がレポート!【前編】
5月15日~17日まで、東京ビッグサイトで開催された「ビューティーワールド ジャパン 東京」。美容やエステティック、健康などの最新アイテム、サービス、技術が一同に集結し、目の前で体感できる見本市です。 今年は、過去最多の800社を超える出展がありました。そんな国内外の美容トレンドが集まる大規模見本市に、AM-YU編集部が潜入! サロンワークに活かせる話題のヘアケア商品や美容機器、一流講師陣のセミナーなど、盛りだくさんな内容を「前編・中編・後編」の3本立てでご紹介します。 サロンワークに役立つアイテムが充実!「ヘアゾーン」を体験 東京、大阪、福岡、名古屋の4都市で開催されている「ビューティーワールド ジャパン」。今回の東京開催は過去最大規模ということもあり、どんな商品や新しいサービスに出会えるのか楽しみにして向かいました! エントランスでガイドブックをもらい、いざ会場内へ。会場は、ヘアに関するあらゆる情報が集まるヘアゾーン、コスメティックゾーン、アイラッシュゾーンのほか、女性向け商品を集めたフェムモアゾーンなど、いくつかのカテゴリに分かれ、にぎわいを見せています。 真っ先に向かったのが、ヘアゾーン。シャンプーやトリートメント、理美容雑貨など、数々のヘア関連製品が並びます。その中でも、AM-YU編集部が気になったブースをご紹介します。 サラつや髪に感動! KYOGOKUのオイルトリートメント まずチェックしたのが、KYOGOKUのオイルトリートメント、「ブラックダイヤモンド」。オイルなのにスプレータイプという業界でもめずらしいトリートメントで、ケラチンやアルガンオイルを配合しています。 頭頂部からふってもベタつかないのが特徴で、うねりや乾燥、広がりも抑え、紫外線からも守ってくれるそうです。オーナーで美容師の京極琉さんに直接スプレーをしてもらったところ、一瞬でつや感とまとまりが出て驚き! しかも手触りもサラサラになりました。 ほかにも気になったのが、泡で出てくる「シルバーカラーフォームコンディショナー」。泡立ての必要のないムースタイプのカラーコンディショナーで、簡単にムラなく髪に浸透します。 写真の通り、泡はこんなにもっちり、フワフワ。カラーの褪色を防いで、染めたての髪色をキープしてくれます。 プロ仕様の専門ツールがずらり! Y.S. PARK Professional 続いて、プロ用の理美容ツールを多数扱う「Y.S. PARK Professional(ワイ.エス.パーク プロフェッショナル)」のブースへ。コームやブラシ、刷毛などがずらりとならびます。すべてプロ用で、取り扱いはなんと1000種以上! 特に種類豊富なコームは、手のサイズに合ったものを見つけること、施術内容ごとに使い分けることが技術レベルアップにつながるそうです。「適切な道具を適切なタイミングで使い分けることで、作業スピードが上がるだけでなく、テクニックの幅も広がる」と、教えていただきました。 こちらは2020年に新発売したプロ用メイクブラシ。ハンドル部分が握りやすい設計になっていて、多くの美容師が愛用中。世界的にも有名な熊野筆を使ったメイクブラシです。 華やかさに目を奪われたのは、24金ゴールドを使った「ラグジュアリーコレクション」。表面の加工がフラットになっているため、コーミングするだけで髪がつやつやになるという優れたアイテム。見た目のゴージャスさだけでなく、機能性も兼ね備えているところが、専門店ならではといえます。 新テクノロジーで薬剤浸透をサポートするハイドレイド ひと際目を引くブース外観で気になったのが、自動車部品メーカー「AISIN(アイシン」が開発したという「ハイドレイド」。 空気中の水分を吸い込んで微細な水粒子に変換。髪に含まれる水分と同じ性質の水分を内側まで届ける、新テクノロジーを駆使したマシンです。 特徴は、熱を与えずに潤いを届け、薬剤の浸透を促進するところ。毛髪をゆるませることでアルカリレスの薬剤でも浸透しやすくなり、ダメージを抑えてくれるメリットがあります。検証では、ブリーチの放置時間に活用したところ、弱い薬剤でも約2レベル明度が上がったとの結果もあるそうです。 「どんなメニューにも組み込みやすい」「スイッチを押すだけで手間がかからない」と、一都三県の約30サロンが導入中。仕上がりの変化をさらに体感いただくためにも、こうした新技術が役立ちそうです! ビューティーワールド ジャパン 東京レポート【中編】もお楽しみに‼