マイ・ルーティーン<オーナー編>
美容師さんの一日ってどんな感じなんだろう。この企画では美容師さんに一日の過ごし方(ルーティーン)を教えてもらいます。 今回は、『Vendange』と『iki 』のふたつの美容室を営む中さんのルーティーン。どんな一日なのか覗いてみましょう。 コーヒータイム(8:45-9:30) 「コーヒーが好きなので、自身でスペシャルティコーヒーの生豆を仕入れて焙煎しているので毎日のドリップが日課となっています。最近のお気に入りはエチオピアのシダマベンサのG1のアナエロビックを浅煎りでローストすることです」。 ↓ 出勤(10:00-10:30) 「出勤はいつもカスタムしたバイクで通勤します。雨の日は車です」。 ↓ サロンワーク (11:00-14:00) 「サロンオーナーですが、もちろんサロンワークもやります」 ↓ 昼食(14:00-14:45) 「飲食の商品プロデュースもしている本町にあるUdon Kyutaroでよくランチをします。私がプロデュースしたカレーうどんikiは、あまから手帖の表紙にもなりました。その他テレビでの露出も増え看板メニューになっています」。 ↓ 化粧品プロジェクト打ち合わせ(15:00-16:00) 「私が発起人となって立ち上げた化粧品ブランドのD.W.Mというブランドの打ち合わせです。アンチエイジングと本気で向き合えるクリニックスペックの化粧品です」。 ↓ サロンワーク(16:00-20:00) ↓ 終礼(20:00-20:10) 「1日サロンワークして終礼では各自気づいた点や良かった点などいろいろと話し、次の日からの活力となるような終礼を心がけています」。 ↓ 最高ピーポーOSAKA(20:30-22:30) 「美容室が終わってからは自身が経営する飲食店の方へ顔を出します。最高ピーポーOSAKAはあの店のあのメニューが食べれるお店で、私が大好きな飲食店に声をかけ大好きなお店の看板メニューが食べれる店を作りました。飲食店リスペクト型飲食店と私は言っているんですが、飲食店の方がやらなさそうな他店のメニューを引っ張ってくる仕組みを取り入れています。ナチュラルワインやクラフトジン、自家製スパイスチューハイなどお酒の種類もかなり豊富にそろえています」。 ↓ 帰宅(22:30-23:00) ↓ 夕食&晩酌(23:00-1:00) 「基本、妻が作ってくれるんですが料理も趣味なので作りたくなってよく料理します。この日はキッシュを焼きました。ナチュラルワインを日々飲んでいるんですが最近は樽熟成のお酒にもはまってます」。 ↓ 入浴(1:00-1:30) 「お風呂はいつも1日の疲れをとる大切な時間。化粧品のプロジェクトでお世話になった和泉侃さんのプロデュースされたエッセンシャルオイルをお風呂に入れてリラックスしています」。 ↓ 就寝(2:00-8:30) 中 昌幸 Vendange、iki オーナー Instagram:@nakamasayuki オーナー歴 :14年 最近、注目していること:業務用の焙煎機かったのでコーヒー焙煎追求していきたい。 <SALON DATA> Vendange/ヴァンダンジュ 大阪市西区南堀江1−19−27 山崎ビル3F HP:vandange-salon.jp Instagram:@vendange_salon iki/イキ 大阪市西区南堀江2−11−8 HP:iki-salon.jp Instagram:@iki__salon 最高ピーポーOSAKA/サイコウピーポーオオサカ 大阪市西区南堀江3−3−10 Instagram:@saiko_people_osaka 美容室オーナーのルーティーンはいかがでしたでしょうか。美容室の経営だけではなく、化粧品ブランドのプロデュースや美容飲食店までも経営するといった様々な顔を持つ中さん。プライベートタイムも満喫していて、そういった部分がエネルギッシュに活動できる秘訣かもしれないですね。
焼酎好きのバーテンダーに聞く これから楽しむ焼酎道
ヘアスタイルやファッションにも流行があるように、お酒にも流行があるんです。ここ数年、巷で騒がれているナチュールワイン、根強い人気の日本酒の次に注目して欲しいのが焼酎。最近はライチやバニラの香りがするフレーバー系やポップなラベルの焼酎などもあり、いろいろ探りたくなるお酒なんです。そんな焼酎の魅力を語ってもらうのは、東心斎橋のBAR athomeのベーやんさん。焼酎好きな彼による焼酎道をどうぞ! ―焼酎はいつ頃から好きなんですか? ベーやん 昔から好きで、それこそ2002年ぐらいに焼酎ブームがあり、その頃は焼酎居酒屋や焼酎BARみたいなのがたくさんありました。その時は、“まぼろし系”って言われる焼酎が重宝された頃で焼酎の値段が爆上がりしていましたね。その頃にピークやったと思うのが、芋焼酎で言うと「森伊蔵」「魔王」「村尾」という、いわゆる3Mと呼ばれていたものがあり、麦焼酎で言うと「百年の孤独」「天使の誘惑」「兼八」も麦のまぼろし系って言われていました。それらの焼酎にプレ値がついていましたね。そこからしばらくして焼酎ブームは終わっていったような気はします。 ―それ以降のブームはなかったんですか? ベーやん そっからは来そうで来てないんですよ。近々で言うとナチュールワインが流行って、その前は日本酒、その前はクラフトビールが流行っていたんですけどね。今でしたらクラフトジンとかも流行っていますね。6年前くらいはサワーとかも流行っていましたよね。でも、もうあんまり見かけないですよね。流行りって怖いです。。。 ―そろそろ焼酎ブームは来そうですか? ベーやん そろそろ来るって思っていますけど。12年周期で流行りは来ると見立てての12年目は無かったと思っています。それを飛ばしてそろそろ来るとは思いますが。と言うか来て欲しいです。 ―最近は、ポップな絵柄のラベルの焼酎もよく見かけます。 ベーやん そうですね、ここ2年くらいですかね。イラストレーターを使ったものとかも増えていますよね。でも、焼酎は昔からラベルの絵柄が可愛いのが多いように思えます。例えば「もぐら」や「海」や「くじら」とか。そういったラベルで遊んでるのも焼酎の魅力ですね。でも、ネタっぽい絵柄のラベルの焼酎でもめちゃくちゃ歴史のある酒造メーカーが作っていて、ちゃんと美味しいんですよ。酒造会社が代替わりして面白いことをしている焼酎が増えましたね。それと、最近ですと「だいやめ」は新しい流れを作りましたね。ライチのような香りがする、いわゆるフレーバー系の焼酎も増えてきましたね。ソーダで割るとより香りが立って美味しいです。芋焼酎をソーダで割る“イモソ”って頼む人も増えてきたように思えます。 ―確かに“イモソ”って言葉をよく耳にします。 ベーやん “イモソ”は完全に市民権を得ましたね(笑)。今、飲食業界で焼酎を置くようになっているお店は増えました。「おもろい芋ありますよ」って勧めると喜ぶ人は多いですね。そういう部分で、にわかに焼酎が賑わいだしているんかなって思います。 ―最近の焼酎で、オススメはありますか? ベーやん 1杯目は鹿児島の白石酒造というところの焼酎なんですけど、今年はこの芋でっていう感じで毎シーズン違った芋をベースに作るんですが、人気ですぐに完売します。これはジョイホワイトという品種の芋を使っていて、芋っぽいまろ味が感じれる焼酎です。 白石酒造のジョイホワイト(38度) ¥700 / 1杯 ベーやん 2杯目は1杯目で紹介した焼酎のアルコールの度数が低いバージョンです。入門編みたいな感じでよりマイルドです。 白石酒造のジョイホワイト(25度) ¥700 / 1杯 ベーやん 3杯目はウイスキーなどで使われている樫樽に5年寝かせている焼酎で、ウイスキーの作り方にヒントを得ていると思います。味もかなりウイスキーっぽいです。この焼酎は今までになかったタイプで、今後流行りそうです。 喜多屋長期熟成芋焼酎(33度) ¥700 / 1杯 ベーやん 4杯目は「泰明」です。これは麦焼酎なんですけど、かなり香ばしいです。普通、麦焼酎は芋焼酎に比べてクセの少ないものが多いんですが、麦の香ばしさを全面に押し出した味わいが最高です。 井田萬力屋の泰明(25度) ¥700 / 1杯 ベーやん 最後はラベルが可愛い焼き芋焼酎です。この丸西酒造の焼酎はオープンの時から入れている焼酎で、その頃からラベルのセンスがズバ抜けて良かったです。ヨーグルトっぽい発酵系の風味がして面白いです。この感じの焼酎も増えてきている気がします。 丸西酒造のまるにし寝ぼすけ蓮蛙のター(25度) ¥700 / 1杯 ―どの焼酎も個性豊かですね。これだけ種類があると、確かに全部飲んでみたくなる気持ちは分かります。 ベーやん そうなんです。あと、焼酎が流行るであろう理由として僕の中でひとつあるんですが、カロリーが低く糖質もゼロなところ。同じ蒸留酒のウイスキーで比べたら、ハイボールよりもカロリーが1/4なんです。エクササイズとか健康ブームがある今、一番身体に優しいお酒でもあります。お酒を末長く嗜みたい方にもオススメしたいですね。 本格的な焼酎ブームはまだのようですが、珍しい銘柄の焼酎を見ることが肌感的に増えてきたようにも思えます。一足先にチェックして、トレンドセッターを目指してみませんか。 ベーやん BAR athome オーナー Instagarm:@bar_athome <SHOP DATA> BAR athome 大阪市中央区東心斎橋1-14-24 エムズビルディング 2F