PARKiiiNGがストリートから絶大な人気を誇る理由。 AM-YUスペシャル対談!
PARKiiiNG(パーキング)って、聞いたことありますか? おしゃれなモデルやアパレルスタッフだけでなく、旬のアーティストやクリエイターがこぞって通う人気ヘアサロンです。 今回は、PARKiiiNGの立ち上げメンバーであるKazushiさんと、Kazushiさんの顧客でありストリートで今注目のDJ、ryotaさんが対談。立場や業種は違えど意志があるふたりのお話から、PARKiiiNGの本当の魅力が見えてきます。 ーryotaさんとKazushiさんが出会ったきっかけは? ryota 2019年に「ROOM」というアメ村の街おこし的パーティーがあって、そこでKazushiさんが制作を担当している一人で、出会いました。そこからPARKiiiNGに通うようになり、今まで4年半ずっと髪を切ってもらってます。 Kazushi ryotaはその当時は大学生で、僕は相方の野田くんとPARKiiiNGというブランドを立ち上げたばかりで。まだ移転前の堀江にサロンがあった時代ですね。 ryota 尊敬する先輩たちがKazushiさんに髪を切ってもらっているのを知って、僕らのなかではPARKiiiNGに通うのがひとつのステータスになってたんです。逆に今では自分がKazushiさんに髪を切ってもらっていることを次世代の子たちが知って、どんどん若い子がPARKiiiNGに足繁く通っているんです。 ーサロンをコロコロと変える人も多い中で、ryotaさんはKazushiさん一筋なんですね。 ryota 「ああして欲しい」「こんな髪型になりたい」と伝えられない優柔不断な自分でも、カッコ良くしてくれるのが一番大きいですね。 Kazushi ヘアスタイルをデザインするうえで、その人の個性を重要視します。ryotaだとDJというアーティストなので、人前に出る時はヘッドフォンを着けるのでトップがどうしても潰れてしまいます。そのヘッドフォンという制約がある中で個性を出しつつ、よく街で見かけるような量産型の髪型にはならないよう毎回提案させてもらってます。 ryota 「おまかせで!」と言える安心感は、通って4年以上経った今でも変わりありません。 Kazushi LAやNYで最新のヘアスタイルって、たいてい2年後に日本で流行り出すんです。ryotaのやってる音楽って純粋にかっこいいし、著名なDJを呼んで一緒に演奏したり、海外のアーティストと日本中を巡ったりと、活躍の場が広がっているんですよね。人の前に出る人物だからこそ、海外のスタイルをいち早く取り入れたいなと思っていて。その1年後に「ryotaさんってあのとき、あの髪型してたの感度高いよね」と話題になってくれたら最高だなと。 ーryotaさんのヘアスタイルに対して、まわりの評判は? ryota 良し悪しを直接言われることはありませんが、自分が髪を切った一週間後に同じヘアスタイルの知人を見かけたときは驚きましたね。「PARKiiiNGに通い始めたんや」って。自分の髪型に注目が集まるほど、周りから見られているんだなって実感しました。 ryota スタイルの提案力はもちろん、Kazushiさんと話をしていて共通項が多いのもずっとPARKiiiNGに通っている理由かもしれません。Kazushiさんって美容師でありながらヘアメイクの仕事でも活躍しているし、またコロナ禍の時期に音楽に造詣の深い30人の方に依頼してミックスCDを作成していたんです。美容師でありながらひとつの肩書きに囚われていないというか。やっぱりこれからの時代、自分も含めてひとつの手札では戦えないと思うんです。Kazushiさんなら美容の話だけでなく、自分なら音楽の話だけじゃない。色々なことにアンテナを張り巡らせることで、相手に刺激が与えられると同時に、胡散臭さのない本物の空気感が出せるのかなって思っています。 Kazushi PARKiiiNGって“たまり場”がコンセプトなんです。いろいろな業種の人が集まって新しいムーブメントが生まれ、その出会いで大阪の街のストリートシーンがおもしろくなってほしいという想いが込められています。 Kazushi 美容業界って今も昔もトップダウンが根付いていて、その常識を打ち破りたいと思っているんです。それだけにうちは美容免許を持っていない、映像制作を担当するカメラマンがいたりグラフィックアーティストがいたりと、あらゆる才能を持つスタッフが働いています。 ryota PARKiiiNGのスタッフさんはみんなが目を輝かせながら働いているんですよ。そこにも見られている意識があるのかなと。自分は髪を切っているだけのkazushiさんを見ているわけじゃないし、自分もDJのときだけじゃない姿を見られています。サロンワークとDJだけでは本業がどんなに上手でも限界があるというか。 Kazushi それもカルチャーのひとつですよね。よく仕事で東京に行くんですが、次世代のイットボーイ・イットガールが集まる場所って絶対に美容師がいます。でも大阪だと同じような場所に美容師が本当に少なくて。ryotaがやってる「FULLHOUSE」もダントツにおしゃれで感度いい子が集まっているのに残念です。うちの子達はよく遊びに行くんですが、カルチャーを売ってストリートで勝負しなくちゃいけないのに、日頃からそういう最先端なものに触れておかないと、2時間程度の滞在時間で自分の技術は当たり前ですがカルチャーと色が表現できないと常に考えています。 ryota Kazushiさんのように見られている意識があるからこそ、リスペクトされるというか、インスピレーションを受けられるというか。PARKiiiNGでの時間を通じて、活動の原動力になっているんです。 ryotaさん(写真左) DJ。大阪を代表するクラブ『CIRCUS OSAKA』にて史上最年少で自身のイベント「FULLHOUSE」をオーガナイズ。2023年よりブランディング、海外アーティストのブッキングも担当するなど忙しい日々を過ごす。 Instagram : @ryota__dj kazushiさん(写真右) 『PARKiiiNG』スタイリスト兼ヘアメイクアーティスト。野田和宏氏とともに「PARKiiiNG」を立ち上げる。現在はサロンワークをこなしつつ、雑誌、ブランドルック、広告、アーティストのMVなどでヘアメイクアーティストとしても活躍。 Instagram : @kazushi_matsuda <SALON DATA> PARKiiiNG(パーキング) 大阪市西区新町1-25-17 フィル・パークHS新町 3F B-2 tel : 未設 https://www.parkiiing.com Instagram : @parkiiing_hair