セミナー公演などの実績多数! 京都のカリスマ美容師・TONOさんとは?
ホスト業界のイメージを一新したあの方を彷彿とさせる、カリスマ美容師が存在するという噂を聞きつけ京都に…。そこにいたのは、数々の輝かしい実績を引っ提げて、メディア出演やセミナー開催などを積極的に行う、京都を代表するスタイリストのTONOさん。 一体どんな人物なのか、特別にインタビューをさせていただきました! 〈PROFILE〉 LOVEST KYOTO / スタイリスト TONOさん 滋賀県出身。顧客には著名人も多く、月間最高売上300万円という記録を誇る、LOVEST KYOTOのトップスタイリスト。さまざまな番組や世界的ヘアカタログをはじめ、多数のメディアへも出演。自身のブランディングにこだわり、そのノウハウを全国の美容師に伝えるべく、セミナー公演なども実施している。近年では、日本初のお寺でのヘアカットPVが話題を呼んだ。 Instagram:@official_tono 〈SALON DATA〉 LOVEST KYOTO 京都府京都市下京区河原町通順風町309 中村ビル2F Instagram:@lovest_kyoto ――まずは自己紹介 LOVEST KYOTOのTONOと申します。3世代に渡るお客様など生涯顧客が多く、お客様を飽きさせないことを強みとしている、京都のハイパー美容師です。 ――座右の銘や大切にしている言葉はありますか? ありません。生み出す側なんで。 ――美容師を目指した理由 美容業界がTONOを呼んでいたからです。 当時10歳の時に初めて訪れた美容室に、心を動かされたんです。その日までは近くの床屋にお任せしていた、「伸びた髪を切る」という作業が一変。「内面からかっこよくなれた」と感動した、その衝撃を今でも覚えています。ただ伸びた分を切るのではなく、まだ見ぬ自分の姿を提案してくれたり、その時々に響く言葉をかけてくれたりと、仕事としての奥深さに魅了され、今のTONOが存在します。 ――美容師としての面白さ 毎日たくさんの人と出会うことで、日々成長ができるということですね。一見同じようなことをしていても、出会う人が違えば受ける刺激も異なります。毎日新しいことに挑戦しているようで、ワクワクしますよ。僕、明日に向かって生きてるんで。 ――美容師としてのこだわり 自身のブランディングはもちろんですが、接客時にデザインとケアの提案は欠かしません。 「今日はどうしましょう?」ではなく、「春なんでこんなスタイルどうですか?」「似合うと思ってこんなイメージを持ってきました!」という風に、まずはこちらから提案をする。「私のために考えてくれたんだ」という特別感を演出するようにしています。そうやって信頼関係を作ることで、「TONOさんが言うなら……」となるんです。大事なのは何を言うかではなく、誰が言うか。これが売り上げを伸ばす上でも重要です。 ――これまでにぶつかった壁 実は今もですが、常に壁にぶつかっています。まっすぐ歩けているから、正面から壁にぶつかれる。そう考えると、これまでの道のりは正しかったんだなと思います。 特に大きかった壁は、スタイリスト昇格時にありました。当時、そのままでも問題はなかったのですが、美容師として登り詰めるにはキャラクターが少し弱かったんです。「お客様の印象に残らなければ、通ってもらえない」と考え、本気で自身のブランディングに着手しました。それからは結果がついてきましたね。 僕、あの人に似てますよね? 正解なんですよ。皆は中途半端に取り入れるものを、僕は堂々と徹底的にパクる。パクってパクって真髄を得てから、自分の色を出して切り離す。そうすれば、目標とした方を越えられる可能性を秘めた自分が生まれると考えています。 ――夢やビジョン 同じ夢を抱き続けるのは、結末を知っている映画を観るようなものだと思います。「何が起こるかわからない」そんな刺激を味わい続けたいので、夢や目標は通過点として、その時々で変えるようにしています。 今の夢は“美容師の社会的地位向上”。希望に満ち溢れた新しい世代の美容師たちが、「職業は美容師です!」と胸を張って言えるように、業界全体を盛り上げたいと思っています。そのためにも今は、身近な若手スタッフの育成に力を入れています。 今回のインタビューを経て、TONOさんについてさらに知りたくなった編集部は、追加インタビューを決定! AM-YUでは、TONOさんの魅力をまとめたプロモーション動画も作成しているので、興味のある方はそちらもご確認ください。 次回はTONOさんがセミナーでも話されたという、目指す美容師像を具現化するために作った、「TONO流 7つのルール」についてお聞きします。お楽しみに!
好きを極めたヘアアレンジとスタイル写真のHOW TO! braceのトップスタイリストに聞いてみた【後編】
美容師なら一度は、「オリジナリティ溢れるヘアアレンジがしたい!」「おしゃれなスタイル写真をSNSにアップしたい」と思ったことがあるのではないでしょうか。今回は流行を抑えつつ、さらにひと手間加えた“かわいい”ヘアレンジを得意とする、「soin de brace あべの店」の中島さんにインタビュー! 今回は写真を撮るときの注意点と、ヘアアレンジのアイデアをどこから得ているのかをお聞きします。 → 実践していただいたヘアアレンジについては前編記事を 〈PROFILE〉soin de brace あべの店 / スタイリスト 中島かおりさん 専門学生時代に参加したコンテストにて、ヘアアレンジ部門で入賞したことをきっかけに、それを自身の武器として磨く。brace入社後もSNSを駆使してアイデアを蓄積し、その人に合わせた“かわいい”ヘアアレンジを数多くのお客様に提案。現在は「soin de brace あべの店」のトップスタイリストとして活躍中。 Instagram:@_kaori_06 〈SALON DATA〉 soin de brace あべの店 大阪府大阪市阿倍野区松崎町2丁目3番47号 Instagram:@hair.brace Instagramで魅せるスタイル写真の作り方 普段、Instagramを用いて自身のヘアアレンジを広く公開する中島さん。そのおしゃれな写真はどのようにして撮っているのでしょうか。 ――Instagramへの投稿写真は、中島さん自ら撮られているのですか? はい。iPhone 13 Proを使って撮っています。髪の正確な色味を伝えなければいけないので、アプリなどは使わずノーマルカメラを使用しています。 ――色味を正確に伝えるには撮影場所も重要ですよね? そうですね。私が勤めている「soin de brace あべの店」のライトはすべて暖色系なので、少しでも自然光の入る、レジ付近で撮影することが多いです。また、お会計後であれば、手荷物などお客様の私物が写りこみやすく、その人の雰囲気がより鮮明に伝わるのでおすすめです。 ――撮影場所以外に気を付けていることはありますか? 画角などはもちろんですが、Instagramの投稿は画像がスクエアになってしまうので、撮影時はどこが見切れてしまうのかを考えています。どんな雰囲気の人に合わせたヘアスタイルなのか、また引きで見た時のバランスが分かるよう、その人の服を少し見せた、バストアップの構図を意識しています。 ――ポーズなどは指定されているのですか? 「服の雰囲気を見せる」「棒立ちではなく動きをつけて空間を使う」の2点を意識してポージングを考え、お願いしています。ただ、私はしっかりとキメている写真よりも、不意を突かれたような日常的な写真が好きなので、カバンやスマホを触っているポーズをお願いすることが多いです。 インスピレーションはInstagram。自分の好きを理解し、突き詰める ――ヘアアレンジや撮影のアイデアはどこから得られているのですか? Instagramです。好きな美容師の投稿を見たり、「#デザインカラー」などで検索をかけたりして、毎日アイデアを蓄積しています。フォト作品を作るような本格的な撮影前も、ポージングや色味の参考に、Instagramでおしゃれな写真を探しています。 ――雑誌などよりもInstagramを見られるんですね。 雑誌だと写真に限りがありますが、Instagramの場合は検索方法を変えれば、次から次へと新しいものが出てきます。たくさんの作品に触れたい場合はInstagramがおすすめです。 ――トップスタイリストになられた今でも、Instagramを毎日チェックされていますか? 私の目標は「中島さんにしてもらったら必ずかわいくなれる」と言っていただける美容師です。そのためには現状に満足せず、常に“かわいい”スタイルを追い求めなければいけません。今でも時間を見つけてはInstagramを開いて、イメージを膨らますようにしています。 ――最後に、美容専門学生やアシスタントとして夢を追われている方々に、一言お願いします。 成長のためには自分が思う“かわいい”や“かっこいい”を、まずは理解することが大切だと思います。そのためには、色々なものを見て聞いて比較しましょう。目標が明確になれば、あとはそれを真似していけば力がつくはずです。学ぶことに集中できる今の機会を大切にし、自分の理想を突き詰めてください。
好きを極めたヘアアレンジとスタイル写真のHOW TO! braceのトップスタイリストに聞いてみた【前編】
美容師なら一度は、「オリジナリティ溢れるヘアアレンジがしたい!」「おしゃれなスタイル写真をSNSにアップしたい」と思ったことがあるのではないでしょうか。今回は流行を抑えつつ、さらにひと手間加えた“かわいい”ヘアレンジを得意とする、「soin de brace あべの店」の中島さんにインタビュー! その場でヘアアレンジを実践していただき、気を付けていることやこだわり、写真を撮るときの注意点などをお聞きします。 〈PROFILE〉 soin de brace あべの店 / スタイリスト 中島かおりさん 専門学生時代に参加したコンテストにて、ヘアアレンジ部門で入賞したことをきっかけに、それを自身の武器として磨く。brace入社後もSNSを駆使してアイデアを蓄積し、その人に合わせた“かわいい”ヘアアレンジを数多くのお客様に提案。現在は「soin de brace あべの店」のトップスタイリストとして活躍中。 Instagram:@_kaori_06 〈SALON DATA〉 soin de brace あべの店 大阪府大阪市阿倍野区松崎町2丁目3番47号 Instagram:@hair.brace まずはヘアアレンジを拝見! 王道は避け、その人の雰囲気に私らしさをプラス 今回取材させていただくにあたり、ヘアアレンジを実践していただきました。 ――今回のヘアアレンジのテーマを教えてください。 「ボブでもできる、さりげないヘアアレンジ」です。今回はファッションに合わせて、日常でも取り入れやすい、やりすぎないヘアアレンジをしていこうと思います。 ――ヘアアレンジの際に気を付けていることはありますか? やりたいことを決めきって取り掛からないようにしています。ヘアアレンジはその人のスタイルに合わせて、ひと工夫するのが正しいやり方だと考えているので、私は事前に提案したいスタイルをいくつか持っておき、その人のファッションや髪型、髪質を見てから決めるようにしています。 ――接客が始まってから完成イメージを決めていくんですね。 厳密には来店されたタイミングからです。来店時のコートや手荷物からもその人の好みが垣間見れるので、その段階からアレンジの候補を絞っていきます。そして、接客を通して完成イメージが固まれば、最後に左右どっちの振りが好きかを聞いて、アレンジに取り掛かります。 ――中島さんのヘアアレンジへのこだわりを教えてください。 “かわいらしさ”には強いこだわりがあります。誰が見ても、どこから見てもかわいいヘアアレンジを常に意識しています。 あとは、“王道になりすぎない”。せっかく私に任せてもらえたなら、誰でもできるものではなく、「中島さんにお願いしたからできた」と思ってもらえるように、私らしさを取り入れるようにしています。 完成!! ――今回の注目ポイントを教えてください。 シルエットですね。前から見てもわかるツインを取り入れ、360°どこから見てもかわいいと感じていただけるように意識しました。 ――苦戦したところはありましたか? モデルになってくれた方の髪が想定よりも少し短かったので、ボリューム感を出すことに苦労しました。このようなことはよくあるので、その時はまずボリュームが出せるところを探し、そこを中心に考えます。今回は下の方ならボリュームが出せそうだったので、少しだけ髪飾りも使用し、バランスを整えました。 次回は、Instagramに掲載するスタイル写真の撮り方や、中島さんのインスピレーションについてお聞きします!